◆粟又の滝
粟又の滝は、養老渓谷の上流にある房総一の名瀑布。滝周辺は紅葉の名所として有名で、11月下旬から12月上旬頃には滝を包み込む美しい紅葉を楽しむことができる。
「渓谷随一の景観を誇る粟又の滝は『上総養老の滝』とも呼ばれ、落差30メートル、長さ100メートルにわたって流れ落ちる様子は一見の価値があります。
滝までは遊歩道が整備されており、紅葉の時期はモミジやウルシ、クヌギ、ナラなどが彩りを添え、より見ごたえのある景観となります」(千葉県観光物産協会職員)
粟又の滝(あわまたのたき)
所在地 千葉県夷隅郡大多喜町粟又地先
http://www.town.otaki.chiba.jp/index.cfm/10,388,60,127,html
◆庖丁式
日本で唯一、料理の祖神を祀る高家(たかべ)神社で、毎年5月17日、10月17日、11月23日に行われる庖丁式。秋の庖丁式奉納は新穀感謝祭として開催され、多くの料理関係者や醸造業者たちが参拝に訪れる。
「庖丁師が烏帽子や直垂をまとい、包丁と箸のみで一切手を触れることなく、鯉・真鯛・真魚鰹(まながつお)などをさばく厳粛な儀式です。
平安時代の宮中行事を再現し、古式に則った所作と包丁さばきに日本料理の伝統を垣間見ることができます」(千葉県観光物産協会職員)
※2021年度の一般公開は中止の可能性あり。
庖丁式(ほうちょうしき)
所在地 千葉県南房総市千倉町南朝夷164
https://www.mboso-etoko.jp/bosozirushi/takabe/
2021.10.24(日)
文=佐藤由樹