自由に海外旅行を楽しむにはまだ少し時間がかかりそうです。今こそ、国内に目をむけて、すぐそばに広がる素晴らしい景色を楽しみませんか?

 日本各地の観光のプロに聞いた、その地ならではの夏の絶景・風物詩をご紹介。

 今回は、透明度抜群の川や渓谷など、清流が楽しめる6スポットを特集します。


◆沖縄県

大宜味村 ター滝

 ター滝は、本島北部やんばる地域を流れる平南川の上流にある落差10メートルほどの美しい滝。

 周辺には亜熱帯の植物や珍しい生き物が生息しており、大自然の中で清流をざぶざぶと歩いて楽しむリバートレッキングは大人から子供まで人気だ。

 「希少な生き物たちが暮らす大自然を全身で感じられる場所です。川は驚くほど澄んでいて、夏の暑い時期にはひんやりとした水が気持ちいいですよ。 海だけではなく、山の魅力もぜひ味わってください!」(おきなわ物語 糟谷さん)

大宜味村 ター滝(おおぎみそん ターたき)

所在地 沖縄県国頭郡大宜味村
https://www.okinawastory.jp/spot/600011576

◆熊本県

白川水源

 銘水の郷といわれる南阿蘇の中でも、特に質のいい水が流れているとされる白川水源。その源流は白川吉見神社境内にあり、杉の木が立ち並ぶ豊かな自然に囲まれている。

 湧水の透明度は圧倒的で、豊富な水が地底の砂を舞い上がらせながらこんこんと湧出する様子は、木々の緑と相まって美しいグラデーションを描く。

 水をくんで飲んでみると、ミネラル分が多いためかしっかりとした飲み心地。地酒やミネラルウォーターの原水としても使用されていたり、九州各県から採水に来たりする人も多いそう。

白川水源(しらかわすいげん)

所在地 熊本県阿蘇郡南阿蘇村白川2092-1
https://kumamoto.guide/spots/detail/219

◆岐阜県

板取川

 岐阜で人気の夏遊びの一つが、大自然の中で楽しむキャンプ。

 数あるキャンプ場の中でも、県内トップクラスの水の透明度を誇る板取川の畔にある板取キャンプ場は、満天の星も美しく、毎年多くの宿泊客が訪れている。

 「大人気の通称“モネの池”にも近く、日帰りのバーベキューや川遊びが楽しめます。

 川があまりにも透明なため、まるでボートが宙に浮いて見えるとSNSで話題です!」(「ぎふの旅ガイド」スタッフ)

板取川(いたどりがわ)

所在地 岐阜県関市板取4602-12(板取キャンプ場)
https://www.kankou-gifu.jp/spn/spot/3806/

2021.08.14(土)
文=佐藤由樹、CREA編集部