2020年度(2020年4月~2021年3月)にCREA WEBで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。インタビュー部門の第3位は、こちら!(初公開日 2021年2月15日)。

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 EXILEの弟分にあたる“Jr.EXILE”の中でも、ひときわ輝きを放つTHE RAMPAGE from EXILE TRIBE。

 ボーカルのRIKUさん、川村壱馬さん、吉野北人さんへのインタビューでは、後編でも引き続き、ボーカリストとしての変化について語ってもらった。

(全2回の2回目。前編より続く)


「壱馬って……僕の中では、青い炎のような印象」(RIKUさん)

――後編でも、引き続き、お三方のボーカリストとしての成長と変化について伺いたいと思います。4周年を迎えて、ご自身以外、ほかのお二方について、変わった点や感じている魅力を教えていただけますか? 川村さんについて、一緒に歌っていてどのように感じていますか?

吉野 壱馬は、一言で言うと、やっぱり「THE RAMPAGEの歌声」。ラップもそうですし、THE RAMPAGEを、より体現している声の持ち主だと思っています。RIKUさんや僕には出せないような存在感も持っているので、そういう意味でも、THE RAMPAGEの軸になっていますね。

川村 北人の言ってくれたこと、すごく嬉しいところです。しっかり自分が軸になるという気持ちは、ずっと持ち続けてきたので。もちろん16人がそうだったら、すごく素晴らしいんです。

 その気持ちでやってきた分、一緒に歌っている北人が、グループにとってそういう存在だと感じてくれているのは、素直にめちゃくちゃ嬉しいです。すごく見てくれているのかな、と思います。

RIKU 壱馬は、例えば『LIVE×ONLINE』でも、ライブ用にラップを作って表現したりもしますし、メッセージ性がすごく強いので、一見「ラップの人」という印象を持つ方もいるかもしれません。

 けど、実はすごく繊細な歌声を持っているんですよね。アルバム収録曲で言えば、『BAD LUV』や『FEARS』を聴いていただければ、特にわかると思うんですけど。

 壱馬って……僕の中では、青い炎のような印象です。もともと壱馬は、赤い炎だったんです。でも、THE RAMPAGEをまっとうしていく中で、どんどん青い炎に変わっていった。

 そこが、壱馬の大きな成長だと僕は思っていますし、さらに魅力を引き出している部分にもなっている。だからこそ、フォトエッセイで綴っていたような言葉が出てくるんだろうな、とすごく感じています。

2021.05.03(月)
文=赤山恭子
撮影=榎本麻美
動画撮影=松本輝一