東京発のオーガニックコスメを世界へ

vol.060_THE PUBLIC ORGANIC

ブランド誕生3年目にして女性誌のベストコスメに!

 今回は「ザ パブリック オーガニック」の巻。

 2019年3月に発売されたスーパーポジティブ シリーズのシャンプーとトリートメントが美容誌や女性誌のベストコスメに輝き、爆発的なヒットに。今最も勢いを感じるブランドの一つだ。

 実は2年ほど前からこのブランドを作ったカラーズという会社に注目していて、今回は社長の橋本宗樹さんにご登場いただき、ブランド魂に迫りたいと思う。

 「カラーズの創業は2000年。広告関係の仕事からスタートしたのですが、モノを作りたい思いがずっとあって、大手ドラッグストアチェーンのPBの化粧品の開発に携わったのをきっかけにこの業界に。

 その後、イタリア産のオーガニックコスメブランドを立ち上げ、いろいろなことを学びました。そして2016年、東京発のオーガニックコスメブランドを世界へ発信しようと作ったのが、ザ パブリック オーガニックです」と橋本さん。

 ヨーロッパのオーガニック市場と比べたら日本は発展途上のはず。それも“東京発”にこだわったのは?

「東京はメトロシティであり、ストレスシティ、テクノロジーシティでもある。ここから新しいオーガニックコスメの形を提案したいと考えたのです。植物の力で、毎日使う化粧品で、現代人のストレスを解消できることをきちんとエビデンスを持って証明したいと。ザ パブリック オーガニックの物作りの原点になっています」

「100%精油調香」がもたらすホリスティックな香りの効果

 植物原料のこだわりから半端じゃない。

 世界中から選りすぐったオーガニック植物原料を使用。キーとなる精油はその中に含まれる香気成分の作用に着目し、エビデンスデータに基づき処方を組む。

 橋本社長をはじめ研究開発チーム全員が植物療法士の資格を持っているというから驚き。

 社内には医療現場でも使われる自律神経測定器があり、私も体験させてもらったことがあるが、精油の香りを嗅いだ途端に数値が変わるのを目の当たりにし、精油は効くんだと納得したものだ。

 「植物療法では一人ひとりの悩みや症状をホリスティックに捉え、精油を用いて自然治癒力を高めていく考え方がベースになっています。

 ザ パブリック オーガニックの物作りも同じ考え方で精油の力を活用。効果を出す処方でありながら、香りの芸術性にもこだわってほかにはない芳香に」

 スーパーポジティブのシャンプー&トリートメントの香りは、フランキンセンス精油にイランイラン、レモングラスなどの精油をブレンド。

 この香りを嗅ぐことで幸せホルモン(β–エンドルフィン、オキシトシン)が50.3%アップする結果が出ているという。

 シャンプー、トリートメントとしてのクオリティも高いし、これで1本1500円台のコスパは見事。

「毎日使うものだから価格は重要。たくさんの人が使い続けることができればオーガニックコスメはもっと魅力を発揮できると思っているので頑張りました」

2020.01.30(木)
Text=Masami Yoshida
Photo=Kenichi Yoshida

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※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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