それぞれの時代の
「日本の宝」に触れる!
『百年の編み手たち
─流動する日本の近現代美術─』
しばし改修工事のため閉じていた東京都現代美術館が再び始動。
リニューアル・オープン記念展として『百年の編み手たち』を開催しています。ここ百年に現れた日本の代表的アーティストを「時代の編み手」とみなし、同館コレクションから作品を選定、一挙に展観させてくれるのです。
出品作家は会田誠、瑛九、岡本太郎、オノ・ヨーコ、岸田劉生、北代省三、名和晃平、吉原治良などと、まさに多士済々。
日本の現代美術好きもそうでなかった人も、きっとお気に入りの作家・作品が見つかりそう。
『百年の編み手たち ─流動する日本の近現代美術─』
会場 東京都現代美術館(東京・江東)
会期 開催中~2019年6月16日(日)
料金 一般 1,300円(税込)ほか
電話番号 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
https://www.mot-art-museum.jp/
『大徳寺龍光院
国宝曜変天目と破草鞋』
MIHO MUSEUMでは『大徳寺龍光院 国宝曜変天目と破草蛙』なる注目の展示が。
大徳寺の塔頭である龍光院は江戸時代、当代一流の風流人が集う文化発信地でした。院に伝わる名宝を一挙公開するのですが、なんとしてもこの目で見ておきたいのは国宝・曜変天目茶碗。眼福の体験をぜひ。
『大徳寺龍光院 国宝曜変天目と破草鞋』
会場 MIHO MUSEUM(滋賀・甲賀市)
会期 開催中~2019年5月19日(日)
料金 一般 1,100円(税込)ほか
電話番号 0748-82-3411
http://www.miho.or.jp/
山内宏泰(やまうち ひろやす)
ライター。著書に『上野に行って2時間で学びなおす西洋絵画史』(星海社新書)ほか。「文学ワイン会 本の音夜話」などの催しも主宰。近刊に『写真を読む夜』(誠文堂新光社)、電子書籍『写すひと』(コルク)。
https://twitter.com/reading_photo
Column
山内宏泰のこの1枚に会いたい!
美術、写真、文芸その他について執筆するライター、山内宏泰さんがナビゲート。いま見逃せない美術展をテーマに沿ってご紹介する、アートの“ななめ歩き”の提案です。
2019.05.02(木)
文=山内宏泰