10月31日のハロウィンが近づくと、「大阪・玉造にある『ブロードハースト』に行かなくちゃ!」と思うんです。お目当ては、イギリス人のブロードハースト・ピーター・ジョンさんが作るお化けと黒猫、コウモリのハロウィンビスケット。「Trick or treat(お菓子をくれないといたずらするよ)」。でも、これらを子供達に配るなんて、とんでもない! アイシングで描かれたそれぞれの表情がとってもキュートで、飾っておきたくなるほど。思い切って齧ると、サクサクでカカオパウダーが香ばしい、とびきりのビスケットなんです。
お店は、大阪市営地下鉄の玉造駅、JR大阪環状線の森ノ宮駅か玉造駅が最寄り。大阪女学院の建物、校舎やチャペルの北側にあります。このあたりは緑が多くて公園もあって、住宅街の中に小さなパン屋さんやカフェレストランも見つかるので、ぶらぶらお散歩気分で巡るといいでしょう。
目印はブルーのテント。イギリスの国旗であるユニオンジャックと同じ、赤と青と白の3色でまとめられたモダンな店内には、イートインできるカウンターとテーブル席もあります。ショーケースの中には、ピーターさんが創作したオリジナルの生ケーキがずらり。焼き菓子やパンは平台に並んでいます。私は、ギネスビールを使ったものや、大きなメレンゲのお菓子、エクレアも大好き! たまにしか来られないので、この時とばかりにいっぱい買ってしまいます。
ハロウィンのための生ケーキも発見。カボチャをくりぬいてろうそくを灯すジャック・オー・ランタンを模した「ジャック」は、シナモンのババロアの中にカボチャを使ったクレーム・ブリュレが隠れていて、ベースのビスケットには、ピーナッツクリームが入っています。シナモンが口の中で香る、印象的なムース。
「パンプキンチーズケーキ」は、真ん中の層に、イギリス伝統のバターを使わないショートケーキ生地をサンド。濃厚なカボチャの風味とビターなオレオ生地がマッチした個性的なケーキです。今年はカボチャの形のメレンゲ菓子も登場しました。ミルクチョコでコーティングしてあり、ちょっぴりリッチな味わい。これらのハロウィンのお菓子は人気で、終わって数日、11月の頭までは作り続けているそうです。
2012.10.16(火)