びしょ濡れになりながら滝を登る

ビーチ近くの滝のふもとで、気持ち良さげに水に打たれる人も。

 オチョリオス名物といえば、「ダンズリバーの滝登り」。

 海へと注ぎ込む、全長200メートルのダンズリバー滝を、大量の水に抗いながら、岩を伝って登るアトラクションです。滝のふもとである砂浜からガイドの先導に従って、参加者は手をつなぎ、足を滑らせないよう気を配りつつ、登ってゆきます。

ツアーではガイドを先頭に、参加者が手をつないで登っていきます。ガイドなしでも自由に登れました。

 身長90センチ以上の条件があるので、小さい子供は参加できず、大人のみ。途中にある天然のプールのような水たまりでは、背中から倒れ込むように飛び込んだり、水をかけあったり。木漏れ日の中の水遊びは、遠い夏休みのよう。

これが、アキー&ソルトフィッシュ。一見、スクランブルエッグのよう。

 ジャマイカの国民食といえば、「アキー&ソルトフィッシュ」。アキーというフルーツと、塩漬けにしたタラの、一見スクランブルエッグのような料理です。このアキーがすぐれもの! 加齢と共に減少してしまう脂肪酸のオメガ7が含まれているとか! ぜひ食べてみたい!

アキーの実は割れていないと、猛毒なのだそう。開いていれば、大丈夫。でも自分で調理しようなどとは思わないように……。

 レストランなどで食するのが通常なのでしょうが、今回はサンバレーの農園で体験。こちらはジャマイカの多種多彩なフルーツや植物が茂る34エーカーの農園で、園内ツアーもやっています。

 こちらでアキーが実際に木に実っているところを見学し、パカッと実が割れていない状態の時は猛毒であることなどを教えてもらいました。そして、実食。塩茹でしたアキーはふかした芋のようでほっくり。タラの塩味とまろやかな卵がベストマッチ!

サンバレーの農園ではヤシの実の活用法の実演や、濃厚なマンゴージュースの試飲などのお楽しみも。

2017.04.22(土)
文・撮影=古関千恵子