良家の若奥様と女中さんの
不思議な絆――『襷がけの二人』
（嶋津輝）／最新作を語る

指名手配犯を追う二人の女性刑事――
『緊立ち　警視庁捜査共助課』
警察小説の名手・乃南アサの新作

定時制高校の科学部を舞台にした
「青春小説」が誕生するまで。
『宙わたる教室』（伊与原 新）

最も救いなく人を恐怖させるもの
『自選作品集 海の魚鱗宮』
（山岸 凉子）

喜び、哀しみ、楽しさ、苦しさ――。
忘れていた原点『ふたつの時間、
ふたりの自分』柚月裕子エッセイ

コロナ下でも一切ブレない
通常運転ぶりに凄みを見た！
ジェーン・スー『マスクは踊る』書評

軽やかで奥深い。不安な時代を
生きる日本人への応援歌
『田舎のポルシェ』（篠田 節子）

重くてつまらない日常の肯定
『ばにらさま』（山本 文緒）

ホームズ×ルパンを彷彿とさせる
最強の名探偵老老コンビ『銀齢探偵社
静おばあちゃんと要介護探偵2』

【冲方 丁】雄々しさと艶っぽさ、
そして苦悩を抱えた光國の魅力
『剣樹抄　不動智の章』

人間、孔子が生きている！
『論語』が新たに甦る
『孔丘　上下』（宮城谷 昌光）

火災現場に残された“三人家族”の遺体
しかし三人は赤の他人だった――
伊岡瞬、新連載「追跡」に寄せて