飯塚琅玕斎は格式を表す「真・行・草(しん・ぎょう・そう」に例えて発表。この花籠は「真」の作品。 江殿巧一斎(1881~1951年)の珍しい竹製のバッグ。竹のしなやかさと深い色合いが、和服にもドレスにも似合うデザイン。 蒼峰斎の籠。作家の詳細は不明だが、厳選された晒竹を使い高い技術でさらりと作った趣のある作品。やわらかなしなりを感じさせる日本の美意識の“揺らぎ”が込められている。 二代田辺竹雲斎(1910~2000年)によるおしぼり入れ。日用品を作ることは珍しいが、溢れる品格は隠せない。 海外でも人気がある八子鳳堂(やこほうどう)のオブジェ。竹と遊んでいるかのようだが、バランスの取り方はさすが。 琅玕斎が手がけた「草」の籠。格としてはカジュアルだが、計算して作られたような絶妙な揺らぎが表現されている。 「行」の花籃。銘「柳雨」。胡麻竹を使い、その胡麻粒のある肌を雨に見立てている。風景を想起させる情緒的な銘の作品。 作家の証でありプライドである銘が「真」の花籠に刻まれている。さらに箱がついていると価値が高まる。 花籃。銘「早瀬」。持ち手の側面に存在感がある。元は華道家が所有していたもの。 〈右〉花籃「松風」。ひごの数が少ないがバランスとセンスと存在感は抜群の作品。 〈左〉ピッチャーのような「片手付花籃」。茶筅のように1本の竹の先を裂き、編みあげている。