名匠による民具から“作品”への革命
◆飯塚琅玕斎(いいづか・ろうかんさい)
1890~1958年。栃木の竹工藝家・飯塚鳳齋の7男として生まれる。琅玕とは「美しい竹」の意味。江戸期から続く唐物の模倣からの脱却を孤高に目指したという。
1925年(大正14年)のパリ万国博覧会で銅賞を受賞。その後も日本の竹工藝家に多大な影響を与えている。
◆横田峰斎(よこた・ほうさい)
〈左〉ピッチャーのような「片手付花籃」。茶筅のように1本の竹の先を裂き、編みあげている。
1899~1975年。デザイナーであり建築家だったシャルロット・ペリアンの招きで渡欧した竹藝家。
その作品はペリアンとの仕事で吸収したエッセンスが存分に生かされており、独創的な編組技法による表情、モダンさを感じる曲線美が相まった存在感を放つ。通なコレクターの間で注目されている作品。
CREA Traveller 2026年春号
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