CREA2026年秋号の「1冊まるごと人生相談」特集が、現在好評発売中! CREA WEBではその一部を抜粋してご紹介します。
柔らかな佇まいの中に確かな「自分」を持ち、世間の枠に縛られず軽やかに人生を謳歌する石田ゆり子さん。誰かと比べて焦る心をやさしくほぐす、石田ゆり子さんの健やかな思考をお届けします。
【相談】自分の意見を言うのが怖い
人に嫌われるのが怖く、自分の意見を伝えることができません。そもそも自分の中に確固たる意見がないことも多く、ハッキリ物申せる人を見ては「すごいな」と圧倒されてしまいます。職場ではそうやって意見を言える人が評価されるので、余計に焦る日々です。意見があるときでさえ、波風を立てないよう相手のペースに飲まれてしまい、結局は我慢することばかり。どうしたらいいでしょうか?(39歳・女性・白黒ひよこ)
自分の意見を言わないでいいことなんて、何もないのではないかなと私は思います。「波風を立てないように我慢してしまう」というのは日本独特の風潮ですよね。皆と同じじゃないと目立ってしまう。「出る杭は打たれる」と言われますが、「出過ぎた杭は打たれない」というのもあって、私の大好きな言葉です(笑)。「嫌われるのが怖い」とありますが、嫌われたっていいんじゃない? 私も「石田ゆり子大キライ!」というコメントをSNSで見かけますよ(笑)。
万人に好かれるのは無理ですし、いろんな意見があって当然です。どう思おうと個人の自由ですから。だから、白黒ひよこさんも全員を好きになる必要はないし、無理に合わせることもないと思います。自分のことを認めて尊重できたら、それでいいのでは? とことんひとりでいられたら、きっと気の合う人が出てきます。自分の意見がなかったらそういう人にも出会えません。人と比べないで。相手に自分の価値を委ねないで、と思います。
CREA 2026年秋号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。
