仮囲いが設置され入口も見えなくなったが
上野動物園で、解体直前の東園旧パンダ舎(以下、東園パンダ舎)の公開とパネル展が終わった。最終日の8月16日(日)は雨の中、最後に見届けようと多くの人が足を運んだ(参照:《上野動物園のパンダ舎が間もなく解体》約40年間の歴史に終止符……パンダたちが登った樹木や愛用した遊具はどうなる?)(参照:「最後に見られてよかった」上野動物園の東園パンダ舎が解体前に特別公開。8月16日まで延長されたパネル展と共に辿る“半世紀”のパンダ飼育《解体工事の図面あり》)。
筆者が取材で訪れた夕方には、観覧エリアに幾重もの人垣ができていた。最前列は立ち止まることができず、歩きながらの観覧。まるでジャイアントパンダの香香(シャンシャン)がいたころのようだ。最前列で見るには行列に並ぶ必要があり、行列はパンダ舎の外まで続いていた。
終了時刻の午後4時30分過ぎ、パンダのパネルがある場所(かつてパンダがいた場所)の明かりが消えた。観覧者の間で悲壮感や緊張感が漂う。少しして「シャッターは下りません」とのアナウンスが流れた。パンダがいたころは、パンダの公開が終わるとシャッターが下りていたので、今回、シャッターが下りる最後の瞬間を見届けようという雰囲気があったようだ。アナウンスが流れると、観覧者の間から小さな笑いが起き、張り詰めていた空気が少し和らいだように感じた。
観覧者が全員、東園パンダ舎を出た後も、多くの人が周辺に残って、東園パンダ舎の入口を見つめたり、写真を撮ったりしていた。
