今年も熱戦となった「CREA夜ふかしマンガ大賞2026」。今年は、フリーアナウンサー・俳優の宇垣美里さん、マンガ家のつづ井さん、お笑い芸人・ニッチェの近藤くみこさんと江上敬子さんに特別選考委員を務めていただきました。

 今回は、CREA2026年秋号では紹介しきれなかった、皆さんのほとばしるマンガ愛を大公開! 皆さんが「夜ふかしマンガ大賞2026」に推薦した作品をすべてご紹介します。


Q1 宇垣美里さんが「夜ふかしマンガ大賞2026」に推薦するマンガは?

◆第1位『バカ女26時』遠野めざ・彩乃浦助/集英社

 アツコとユリは、学生時代からの腐れ縁。しかし、ふたりで喋ったことはほぼなく、性格も合わない、趣味もグループも全く違う、正反対の存在だった。ある日、15年ぶりに再会した同窓会の後、ふたりは深夜のファミレスで話し込んでいた。それは、同窓会でユリの秘密を知ったアツコが起こした、ある行動について。「ねえアツコ、なんで私の旦那殺したの……?」夫を殺した女たちの逃避行。ふたりの向かう先から目が離せない。

宇垣さん推薦コメント

「私はシスターフッドが大好きなんだ。テルマ&ルイーズのようなロードムービー的魅力にも溢れ、旅情を掻き立てられることはもちろんのこと、かみ合わない凸凹コンビなふたりが性愛でもなく固い友情でもなく、ただそんな現実を許せないと手を差し伸べ手を握る様子を尊く思う。根本的に相性の悪さを自覚しながらも共にいようと歩み寄り続けるその努力を私は愛と呼ぶ」

◆第2位『かみちゃんがいればマル』古田青葉/KADOKAWA

 幼稚園に通う涼子は、弟の出産で母親が入院している間、お隣の上谷地家に預けられることに。そこには、いつも紙袋をかぶっている不思議な子「かみちゃん」がいた。すぐに仲良くなったふたりは特別な友情を育んでいく。弟と母の帰宅を心待ちにしていた涼子だったが、家に戻ってきた母親は以前の優しい母親とは別人のようになっていた。弟ばかり可愛がり、涼子に辛く当たる母。涼子にとって、長く辛い日々が始まった――。

宇垣さん推薦コメント

「すべての子どもにかみちゃんがいればいいのに。そう思ってしまうほど、かみちゃんの存在が愛おしくて、ふたりの関係性が眩しい。シリアスな展開だけど、希望が満ちており、ファンタジーと現実、不穏さとほほえましさのバランスが絶妙」

次のページ ◆第3位『ドラゴンの胃の中でおやすみ』西村隆・大橋ユウ/講談社