今年も熱戦となった「CREA夜ふかしマンガ大賞2026」。今年は、フリーアナウンサー・俳優の宇垣美里さん、マンガ家のつづ井さん、お笑い芸人・ニッチェの近藤くみこさんと江上敬子さんに特別選考委員を務めていただきました。

 今回は、CREA2026年秋号では紹介しきれなかった、皆さんのほとばしるマンガ愛を大公開! 皆さんが「夜ふかしマンガ大賞2026」に推薦した作品をすべてご紹介します。


Q1 ニッチェ・近藤くみこさんが「夜ふかしマンガ大賞に推薦するマンガ」は?

◆第1位『誰そ彼のひと』藤沢もやし/講談社

 ある夏の日、中学二年生の少女・理子が暮らす町に、司馬龍臣と名乗る少年がやってきた。大手企業会長の血縁者であるという彼の一家は町の人々に歓迎されるが、龍臣は周囲と距離を置く。そんな彼が放っておけない理子は、ふたりで夏の思い出を作っていき、誕生日を迎えた龍臣に、贈り物と共にある約束をするのだった。しかし、幸せに溢れた日々は、夏の終わりと共に終わりを告げる――。

近藤さん推薦コメント

「漫画の導入から掴まれ、どこに向かっていくのか想像がつかない一巻。情報は増えていくが掴めない。どこに向かっていくのかまだまだ想像がつかない二巻。好奇心がどんどん膨らんでいき、そのわからなさにも心躍らされる」

◆第2位『鶴子はまだ四十五だから!』邑咲奇/小学館

 黒田鶴子、四十五歳。親の介護と保護猫の世話に明け暮れて、気付けばアラフィフ、独身、派遣社員の人生ドン詰まり三拍子。ある日、派遣先からクビを言い渡された鶴子は、街中で謎の美男子からシェアハウス入居の勧誘を受ける。ペット可の入居条件に惹かれて向かったそこは、なんと若い男性ばかりが集う、イケメンだらけのシェアハウスで……!?

近藤さん推薦コメント

「45歳の婚活マンガではなく、45年をしっかり歩んだ鶴子という素敵な女性のたまたま45歳をのぞかせてもらっている感じ。45歳を冷静に客観視できる女性と一風変わったシェアハウスの登場人物が織りなす大人な青春ファミリードラマ。鶴子という主人公を生み出した時点で面白いのが確定してます。“まだ45だから”と言ってますので、この先50も60も読んでみたい漫画」

◆第3位『バッドベイビーは泣かない』鳥飼茜/講談社

 2023年10月某日。間戸かすみ(28歳)はカフェのトイレで妊娠検査をしていた。元カレと再会した勢いでの一夜の避妊ミス。結果「陰性」に歓喜するのも束の間、上司からは仕事のお叱りメールが届く。なんだか自分の人生、前途0点……?

 そんなある日、かつてとある事故の現場に居合わせた間戸含む男女4人で、7年ぶりに会わないかという誘いが舞い込む。悠々自適な一人暮らし・佐津川和歌(41歳)、離婚宣告受けたばかり・木目田天(34歳)、間戸の憧れの彼・堂島直(33歳)。7年ぶりに再会した訳アリ男女4人による、サスペンスラブコメディ。

近藤さん推薦コメント

「人中ズレで恋に落ちる瞬間や、女性のやるせないほど不利な世の中への嘆き、チグハグな会話の面白さなど見どころがたくさん」

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