◆7位『ウシミツガオ』板垣巴留/秋田書店
あらすじ
霊感が強い佐野恵味(33歳)は妊活中の専業主婦。しかし、残念なことに夫とはいまひとつ盛り上がらない間柄。ある晩、夫との営み中に突然幽霊が出現。その「男」は連夜現れるようになり、しかも何かを訴えている様子。まさか幽霊と不倫することになるなんて!? 奇想天外、前代未聞……人生観、倫理観を揺さぶる、笑えてホラーな不倫ストーリー。
――7位『ウシミツガオ』は一転、不倫もの。といっても、妊活中だけど夫といまひとつかみあっていない主婦が、幽霊と不倫するという斬新すぎる設定です。
宇垣 不倫ものってあまり得意ではないのですが、本作の不倫描写はいっそ景気が良く、抜けが良い。夫婦間のコミュニケーションの問題点を外連味たっぷりに描き出しているし。
つづ井 板垣先生の作品はダイナミックでカッコいいですよね。『BEASTARS』も性の香りがありましたけど、「人間の性欲の話をこんなにしっかり描くんだ!」と衝撃でした。
江上 生々しいけど、この画風だとなぜか直視できますね。
宇垣 エロありホラーあり、ラブありサスペンスありで構成された奇跡的なバランスが癖になります。「何を見せられているんだ!?」と思うほどにぶっ飛んでいて、なんだか元気が出ますね(笑)。
CREA 2026年秋号
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