泊まることで完成するコンセプトステイ「獄楽の間」

 「奇怪夜行2026」の開催にともない用意されたのが、「獄楽(ごくらく)の間」。日本古来の妖怪文化と伝統の灯り、美術、蒐集、知的遊戯を一室に凝縮した客室です。プロデュースは、大広間や西洋館などの展示を手掛けた「伊藤権次郎商店」の伊藤博紀さんです。

 室内は、凝った絵柄の妖怪提灯や、伊藤さんが個人的に収集しているという骸骨コレクションを随所に散りばめた異空間。利用は8月末までですが、すでに予約でいっぱいとのこと。今回は見学のみでガマンです。

 部屋には妖怪・怪談・民俗学関連の書籍を集めた「妖怪ライブラリー」も設置され、怪なるものへの知識を深めることができます。希望すれば復刻版の「江戸妖怪かるた」を借りて遊ぶことも可能。楽しみながら妖怪博士になれます。

 灯りを愛でる。妖を学ぶ。美を感じる。静かに遊ぶ――細部まで散りばめられた伊藤氏の遊び心が、“高貴な怖いあそび”へと変わる、夏限定の宿泊体験。来年はぜひ。

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