5年余りにわたる再建工事を経て甦った老舗ホテル「デュシタニ・バンコク」
1970年の開業当時、タイで一番の高さを誇り、バンコクのランドマークだった「デュシタニ・バンコク」。1949年に自身初のホテル「プリンセス・ホテル」を開業した創業者チャナット・ピヤウイ女史が、国際水準のサービスにタイらしさを融合させ、その集大成として築き上げた、タイを代表する名門ホテルだ。
半世紀にわたり愛されてきたこの名門ホテルは、5年余りの歳月をかけ、総事業費460億バーツ(約2,235億円)を投じ、複合開発「デュシット・セントラル・パーク」の中核として2024年9月に生まれ変わった。ホテル棟、レジデンス棟、オフィス棟で構成され、この3棟のビルをつなぐ低層の商業施設の屋上庭園は、風水にもとづいて氣が整えられているという。
客室は全257室。建て替え前の517室から数を減らし、その分、1室ごとの専有面積を確保した。最も小さな客室でも50平方メートルという贅沢な造りだ。
ホテルの目の前には、バンコク屈指の広さを誇るルンピニ公園が広がる。香港を代表するデザイナー、アンドレ・フーが手がけた客室は、このロケーションを最大限に生かした設えが特徴だ。全客室が公園に面し、公園側はほぼ全面ガラス張り。街の中心とは思えないほどの景色が望め、バスルームからもベッドルーム越しに窓の外を眺められる。
