公開中の映画『バナ穴 BANA_ANA』で、草彅剛、香取慎吾と共に主演を務める稲垣吾郎。2018年公開の『クソ野郎と美しき世界』に続く、“新しい地図”による映画作品第2弾だ。
後篇では、本作で演じた“現役感のあるプレイボーイ”というキャラクター設定をきっかけに、美容や健康、さらに趣味のワインの話まで、話題はどんどん広がっていった。ジャンルを問わない知的好奇心と豊かな感性に触れるたび、その興味の幅の広さに驚かされる。「さすが吾郎さん!」と、感じずにはいられないインタビューをお届け。
» 【前篇を読む】「ウイカさんとは一緒にMCをやっているのにいきなり…(笑)」稲垣吾郎が明かす、草彅剛・香取慎吾との共演作で感じた“新たな一面”とは
» 稲垣吾郎さんの写真を見る
“稲垣吾郎”役のラブシーンを演じて
――吾郎さんは若い頃から、ドラマ「嘘でもいいから」(93年)をはじめ、色気のある役を演じることが多く、今回もパブリックイメージ通りと言ってはなんですが(笑)、モテる美男子・稲垣吾郎という役どころで、ラブシーンもあります。
あのラブシーン、“もっとカメラが顔に寄ってくれても良かったのに”と思いました(笑)。人それぞれだと思うけど、全身が映るラブシーンは難しいですよ。指先や足先まで意識しなければいけませんし、常に自分を俯瞰しながら演技しなければならない。画角が広いぶん、身体の動きも含めて見られるので、より繊細なコントロールが求められるんです。僕はそういうとき、どうしても緊張してしまうんですよね。たぶん、これは僕特有の感覚なんだと思いますけど(笑)。相当難しい距離感の中で生きているので。
山内監督は、現場では特に何も言わない人なんです。監督がモニターを見てちょっとニヤニヤ笑ったりすると、「お、刺さったかな?」と手応えを感じるんですけど、基本的にとても静かな方なです。
でも、そんな監督の隣で草彅さんはずっと話しかけていて(笑)。「監督、これ最高ですよ。アカデミー賞、取れますよ!」とか、「映画史上に残る名シーンが撮れましたね」とか色々と言うので、ちょっと監督も戸惑っていた気がするんですけど、最後はすっかり打ち解けてましたね(笑)。
