“飼わないと決めていた”少年時代から一転、家族が増えた今
――実際、初めての動物との暮らしはいかがですか?
驚いたこともたくさんありましたけど……いやぁ、いいもんですね。すごくいいです。ググとキキが来て、子ども2人も生まれて……怒涛のスピードで家族のパーティ編成が変わっている。こんな人生、想像してなかったです。
小さい頃、実家は貧乏だと教えられていて。実際はゲーム機とかも買ってもらってましたし、裕福なほうだったと思うんですけど、親は節約精神があったんでしょうね。
犬や猫との暮らしに憧れた時期、親に「飼えないんですか?」と聞いたら「うちは動物病院に行かせるお金はありません。何かあった時、苦しむ姿を見ることになるかもしれません。それでもあなたは飼いますか?」と言われて。「それなら飼いません」と決めたので……封じてました、動物と暮らしたいという思いを。墓場まで持っていくつもりだったんですけど、トトと出会って。しかも探したわけじゃなく、縁があって引き取ることになって、その縁がググとキキとの出会いにも繋がったので、トトには本当に感謝してますね。
――日常のどんな瞬間に猫がいる喜びを感じますか?
僕は犬派も猫派もわからないくらいだったんですけど、毎秒かわいいです。かわいくない仕草や瞬間がなくて、そりゃあ、癒されるなと。そんな生き物と生活できるなんてね?
――豊かですよね。
そうなんですよ。すごく不思議な体験もあって。子どもが生まれるとなって病院に向かおうと家を出る瞬間、ググが子どものために買ってあったベビーベッドにおしっこをしたんです。家に来て、トイレを覚えてからは失敗したことなんて一度もないのに。
家族に何か変化が訪れようとしている。それが自分にとっていいことなのか悪いことなのかわからず、とにかく引き留めようとしたのかもしれないなと思いました。
――メスのほうが縄張り意識は強いと聞いたことがありますから、何かしらを感じ取っていたのかもしれませんね。
それもあって家族が増えてどうなるのか心配してましたが、大丈夫でした。最初は一定の距離を保ちながら子どもの近くを回ってみたりしてましたけど、肌が触れるくらい近くに座っていた時はもう……! 嬉しかったですね。
