桐箱作り体験で桐の繊細さを体感
桐の柔らかさや温かみを肌で感じられる工房体験も、海外向けに発信したい企画のひとつ。まずは、かんなで桐箱の表面を滑らかに整える体験から。かんなを一定の厚さで削り続けることの難しさを体感できます。
やすりで磨き上げてフィニッシュ。丁寧に磨き上げることで、手垢などの汚れが落ち、桐本来の清らかな白さと光沢が引き出されていきます。「桐箱作り体験」では、言葉だけでは伝えきれない本物の手触りを共有することができます。
修復しながら未来へ受け継げる桐箪笥
工房に併設されたショールームには、職人の手によって生み出されたさまざまな桐箪笥が並びます。重厚な箪笥だけでなく、大切なバッグを守るための専用ボックスや、モダンなインテリアになじむものまで、そのラインナップは実に多彩です。
修復しながら未来へ受け継げる桐箪笥
江戸時代から作られてきた桐箪笥が一般の人へ浸透してきたのは明治時代だといいます。古くから愛されてきた背景には、新品同様に再生できる独自の仕組みがありました。職人さんは「真っ黒で扉も落ちているような傷んでいる桐箪笥でも、私たちのような職人がいれば全部直せます」と胸を張ります。
神藤さんは「祖母から母、母から私へと何世代も受け継ぎながら使い続けることができる桐箪笥。歴史が詰まった家具でもあると私は思います」と話してくれました。
J:COMは、このプロジェクトを通して未来を担う若い世代とともに、SDGsの実現に向けたさらなるアクションを共創し、地域課題の解決と地域社会の活性化を目指します。
神藤さんの今後の活動の発展に向けて、桐箪笥工房がある大阪泉州エリアの観光地域づくり法人(DMO)「一般社団法人KIX泉州ツーリズムビューロー」の国内・インバウンド関連の旅行商品造成の担当者や、インテリア関連企業の海外プロモーション担当者との意見交換も実施しました。江戸時代から続く日本の伝統工芸「桐箪笥」が世界中から注目される。そんな日も遠くない未来なのかもしれません。
