お酒、おつまみ、デザートはこちら!
◆ お酒
富山市東岩瀬にある1893年創業の蔵元、桝田酒造が手がける辛口の日本酒です。
「精米歩合は60%で、吟醸酒のようなきれいな飲み口。それでいて、お米のうまみもしっかり感じられるので、冷酒でもおいしくいただけます」(幅さん)
鍋料理はもちろん、自然のうまみが凝縮したおつまみにあうお酒です。そんな満寿泉にあうお酒のアテは……。
◆ おつまみ
ふんだんに獲れる海の幸でつくられる富山名物といえば、かまぼこ。海洋で産まれ育った天然魚のみを使用した商品が、ショップの冷蔵ケースにズラリと並んでいました。
とくに人気が高いのは、「昆布巻かまぼこ」。写真のかまぼこは、北海道道南エリアでとれる、最上級の真昆布のみを使用しているそうです。昆布の消費が多い県だけに、こんなに贅沢な使い方をしているのですね。
こんなかわいらしい「細工かまぼこ」もありました。富山県では昔から、結婚式などのお祝いの席に細工かまぼこが登場するそう。職人さんがひとつずつ手作業でつくったもので、「搾り出し」という技法と、付け包丁にすり身をつけ、器用に模様を描いていく技法を組み合わせて作られています。鍋パーティーを盛り上げてくれそうな一品です。
富山といえば「ほたるいか」。こちらは県内でもよく売れているほたるいかの素干です。ほたるいかに天然塩を加えただけのシンプルな味ですが、ワタの部分を軽くあぶって口に入れると、トロッとした舌触りとともに、かすかな苦みと香ばしさが広がります。
お刺身を昆布でしめる「昆布じめ刺身」も富山の名物。お刺身の身に昆布のうまみがなじむことで、一段と味に深みがでてきます。こちらは、富山で一番食べられているクロカジキの昆布じめ。熟成して白い糸を引く昆布のうまみがたまりません。昆布ベースの鍋とも好相性!
◆ デザート
口の中に入れると、薄氷のように溶けるデリケートな干菓子です。2013年3月に発売され、観光庁の「魅力ある日本のおみやげコンテスト」に入選。日本の四季を色と味覚で表現した点が高く評価され、「世界に通用する究極のお土産」にも認定されました。
鍋のあと、熱いお茶で酔いをさましながら、桜(塩味)、抹茶(苦味)、柚子(酸味)、胡麻(滋味)、和三盆(甘味)の五味五色を楽しみましょう。
◆案内してくれたのは……幅(はば)智晃さん
富山湾は「天然のいけす」と呼ばれるほど魚の種類が豊富です。新鮮な海産物を使ったおいしいものが日々入荷しますので、ぜひお越しください。実演・試食コーナーも好評です!
いきいき富山館
所在地 東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館B1F
電話番号 03-3213-1244
営業時間 10:00~19:00(日曜・祝日 ~18:00)
定休日 年末年始
URL http://toyamakan.jp/
アンテナショップで食材ゲット 日本各地の“うまいもの”で鍋パーティー
2015.01.24(土)
文・撮影=中津川詔子
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