タイの首都バンコクでは、名門ラグジュアリーホテルのリニューアル・新規開業が続いている。今回は、2026年に開業150周年を迎えた「マンダリン オリエンタル バンコク」、5年にわたる再建工事を経て2024年に生まれ変わった「デュシタニ・バンコク」、そして2025年4月に開業した「アマン ナイラート バンコク」の旬な3軒をご紹介する。


開業150周年、進化を続ける川辺の伝説的ホテル「マンダリン オリエンタル バンコク」

 バンコクの街の中心をゆるやかに流れるチャオプラヤー川。その畔(ほとり)で150年もの間、世界中の旅人を迎え続けてきたのが「マンダリン オリエンタル バンコク」だ。

 バンコク初のラグジュアリーホテルとして誕生し、市内初のフレンチレストランやスパ、ジャズバーを備えるなど、常に時代を切り開いてきた。開業当時の面影を残しつつ改装を重ね、今もなおバンコクのホテルシーンをリードし続けている。

 また、サマセット・モームやジョゼフ・コンラッドをはじめ、多くの文豪に愛されたホテルとしても知られている。森瑤子の小説『ホテル・ストーリー』や、辻仁成の小説を原作とする中山美穂主演の映画『サヨナライツカ』の舞台として描かれたことでも有名だ。

 客室数は331室、そのうち60室がスイートルームとなっている。開業150周年に向けて改装が進められ、ガーデンウィングの客室も装いを一新した。

 7月1日にオープンした「チャオ プラヤ ルーム」と「チャオ プラヤ スイート」は、白を基調としたコロニアル調のインテリアが印象的だ。スイートにはリビングルーム、テラス、ウォークインクローゼット、そして大きなバスタブとシャワーブースがある。

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