ミュージアムの外も楽しい! 遊び心あふれる見どころ満載

 桃井ミュージアムの見どころはまだまだ続きます!

 まずチェックしたいのは敷地内の庭園に10以上ある「水琴窟(すいきんくつ)」。江戸時代に考案され、水滴の音がまるで琴のように聞こえることよりその名が付けられたそうです。「お寺などの庭園一つにつき普通は水琴窟は一か所。ところがウチはバリエーション豊かに揃っていますので、水琴窟目当ての訪問もウェルカムです」と光亮さんは話します。

 コロナ渦以前の訪問者は年配層でしたが、2020年以降に状況は様変わりしたと言います。これからどうしたものか……と途方に暮れていた矢先、あることを思いつきます。

「近隣の観光スポットである伊和都比売神社は、『恋人の聖地』として有名で、若いカップルに人気の場所。その方たちにも足を運んでもらうべく、庭園にブランコやペアのハンモックを作ったりなどと工夫を重ねました。おかげで今では老若男女問わずさまざまな方に訪れてもらえる施設になりました」(光亮さん)

 ミュージアムの入り口には今一番人気という2台のEVトゥクトゥクが。1台につき3名まで赤穂御崎周辺のセルフツアーの足として利用しており、陶芸体験とセットでお得になるサービスプランも提供しているそう。

 各事業所で優待を受けられる「恋人認定証」制度の旗振り役ともなった桃井ミュージアム。その創意工夫は施設内だけではなく、赤穂の観光を盛り上げることにも一役買っています。

 自由な発想を実現する原動力を聞くと、「有難いことに、アイデアが豊富なんですねと言っていただけることもあります。純粋に来て下さる方に楽しんでもらいたいんです。アイデアを考えること自体が楽しみになっている部分も大きいですね」と話す光亮さん。

 次々と飛び出す豊富なアイデアの根源には、伝統工芸を入り口により深く地域文化を伝えたい信念も同時に感じられました。

雲火焼展示館 桃井ミュージアム

住所:兵庫県赤穂市御崎634
休館日:火曜日(祝・祭日の場合は翌日)
開館時間:9時〜最終入館 16時
入館料:500円
https://momoi-museum.com/

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