赤穂の二大文化遺産が一堂に会するミュージアム

 瀬戸内海を望む絶景スポットでもある桃井ミュージアムは、元は企業の保養所だった建物を桃井さんが買い取りリノベーションを経て2011年に開業。廃墟と化していた建物が、赤穂の伝統工芸に触れるスポットへと生まれ変わりました。

 雲火焼を鑑賞できるだけでなく、ミュージアムの2階には、赤穂のもうひとつの伝統工芸である赤穂緞通のアンテナショップも。赤穂緞通とは、江戸時代末期に、児島なかという一人の女性の手により誕生し、大阪府の堺緞通、佐賀県の鍋島緞通とともに日本三緞通と称される織物です。

 大正初期に全盛期を迎えたという赤穂緞通ですが、約30年前存続の危機に。後継者育成のため赤穂市教育委員会によるプログラムが開講、その修了生らにより設立された「赤穂緞通を伝承する会」が中心となり復活を遂げ今日へと受け継がれています。

 現在は市内外に30人ほどの織り手が活動しており、若い移住者も増えているのだとか。古緞通から現代的な緞通まで、その時代の変遷を味わいながら鑑賞してみては。

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