男子世界の真髄を教えてくれる「会いに行けるイケメン」

柿谷曜一朗(Yoichiro Kakitani)/FW

「会いに行けるイケメン」として昨年から人気がロケット急上昇したのが柿谷曜一朗です。セレッソ大阪に所属しているので、Jリーグの試合であなたの町にもやってくる可能性があります。

 ウッチーが正統派アイドルフェイスであるのに対して、柿谷選手はアンニュイな表情も魅力。ファンサービスの丁寧さはJリーグナンバーワンと言われているほか、とにかくテクニックがすごいので、女子日本代表なでしこジャパンの選手からも大人気です。

“お山の大将”的な少年っぽい振る舞いが女子心をくすぐる一方で、森島寛晃や大久保嘉人ら、尊敬する先輩選手に心酔して付いていく姿を見せることで、女子の踏み込めない男子世界の真髄を教えてくれます。最近はTシャツのデザインにも挑戦。センス抜群という評判で、即完売でした。

日本(グループC)のグループリーグの見どころ

 グループリーグで日本が対戦するのは肉体派のコートジボワール、神話の国ギリシャ、ちょい悪ムードのコロンビア。日本は香川真司や本田圭佑を中心とし、俊敏性やスピード、確かな技術によるパス回しで相手守備を崩してゴールを奪うスタイルが特徴です。右サイドバックとしてライン際で激しい攻防を繰り返す内田選手、最前線で虎視眈々とゴールを狙う柿谷選手の活躍とともに、華麗なパスワークに期待です。

矢内由美子(ヤナイ ユミコ)
1966年6月23日、北海道生まれ。北海道大卒業後にスポーツニッポン新聞社に入社し、テニス、五輪、サッカーなどを担当。'06年に退社し、以後フリーランスとして活動。Jリーグ浦和レッズオフィシャルメディアスタッフ『REDS TOMORROW』編集長を務める。著作には『Jリーグ15年の物語 カズ&ゴンたちの時代』(講談社)、『闘莉王 超攻撃的ディフェンダー』(学研)などがあり、最新刊は『ザック・ジャパンの流儀』(学研新書)。ワールドカップ取材はブラジル大会で4回目。
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