初夏を彩る花々、夏の大地に力強く育つ草花、陽にあたるガーデンなど。今回ご紹介するのは、花と緑をテーマにしたカラフルなアフタヌーンティーです。個性が冴えるメニューが楽しめる、3軒のホテルをピックアップしました。
「フローラルアフタヌーンティー」
◆フォーシーズンズホテル東京大手町
東京のダイナミックなシティビューや皇居の緑を望む「フォーシーズンズホテル東京大手町」では、2025年6月30日(月)までの期間、梅雨から初夏に向けて咲く花々をイメージした「フローラルアフタヌーンティー」を提供している。

スイーツを手掛けるのは、同ホテルのミシュランダイニング「est」のペストリーシェフ、ミケーレ・アッバテマルコ氏。桃やイチゴなど旬のフルーツを使って、紫陽花やフレンチローズをイメージした華やかな品々は、見目麗しいものばかり。

中でもいちおしは、梅雨の時季に、人々を魅了する紫陽花をイメージしたタルト「ルバーブとラズベリー、ピスタチオのタルト」(上の写真・左下)。自然やアートから受けた印象を皿の上に表現すことで、“美と感性が宿るデザート”と評されるミケーレ氏が手がけた自信作だ。

また、今季のアフタヌーンティーには、「Equal(イコール)」のオーナーパティシエ後藤裕一氏によるスイーツが加わっていることにも注目したい。
後藤氏は、かつてミケーレ氏とともに「トロワグロ」で腕を振るった名パティシエ。今回は、「トロワグロ」で代々受け継がれてきた「ガトー・ベシャメル」のレシピをもとに、後藤氏がアフタヌーンティー用にアレンジした品が別皿でサーブされるのだ。


上空200メートルに位置する「THE LOUNGE(ザ ラウンジ)」から見渡す、東京の街並みを包み込む雨雲や、雨上りには皇居の森に差し込む柔らかな陽の光と瑞々しく輝く新緑など。「フォーシーズンズホテル東京大手町」では、梅雨のシーズンだからこそ楽しめるこの特別な眺めとともに、スペシャル感満載のスイーツを味わいながら贅沢なひとときを過ごすことができる。
フォーシーズンズホテル東京大手町
所在地 東京都千代田区大手町1-2-1
電話番号 03-6810-0655(ダイニング代表)
https://www.fourseasons.com/jp/otemachi/
◆予約サイト
https://www.fourseasons.com/jp/otemachi/dining/lounges/the-lounge/
2025.06.03(火)
文=立花奈緒(ブレーンシップ)