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外向タイプの活動宮の候補生は、浜川路己、寺西拓人、原嘉孝

⚫︎浜川路己(はまがわ ろい) 2006年1月3日生まれ、山羊座(エレメント「地」)

 圧倒的なアイドル性と高いパフォーマンス力で5次審査を1位で突破した浜川くん。山羊座は自分の感情が揺れ動くことに、居心地の悪さを感じる星座です。「自分のパフォーマンスが好きじゃなかった。だんだん自信がなくなって……。そんなときにタイプロに出合った」と語ります。

 「エンタメのセンスがある。自分たちも刺激されている。末恐ろしい存在……」との佐藤さんの励ましの言葉を受け、活動宮特有の「社会的にちゃんと評価されたい」という意識に目覚めていきます。自分をさらけ出すことの恐怖と戦いながら、オーディション合格という新しい地平をめざします。

⚫︎寺西拓人(てらにし たくと) 1994年12月31日生まれ、山羊座(エレメント「地」)

 ジャニーズJr.出身で途中参加にもかかわらず、完成度の高いパフォーマンスで6次審査に残った寺西くん。抜群の安定感を見せる彼が、ここに来て「(グループデビューしていないので)一人で帰れる場所がない。安心できる場所がない……」と本音をのぞかせます。

 前回、山羊座は孤独に強いと書きましたが、ずっと孤独でいたいわけではありません。地の星座の山羊座は現実主義者。「これが自分の実力」と、自分の置かれている立場に甘んじてきたのでしょう。

 それでも活動宮は世の中の評価=自分なので、「コイツじゃなきゃダメなんだと思わせるものを残す」と決意を固めます。巷で「国民の元カレ」と呼ばれる彼が、「今カレ」=アイドルになれるかに期待。

⚫︎原嘉孝(はら よしたか) 1995年9月25日生まれ、天秤座(エレメント「風」)

 ホロスコープを調べると、天秤座に星が集中しています。周りの人々と調和しながら人生を楽しむのが天秤座の本分なので、チームワークではその資質を十分に発揮していました。実際、佐藤さんの原くん評は「グループにとってのムードメーカー」です。

 活動宮×風の星座には、周りの人々を幸せにするという理想があります。その理想のせいか、今までは活動宮特有の、“世間に認められてこそ自分の価値が上がる”という考えが置き去りにされてきたようです。

 ここに来てやっと、アイドルになりたいのに諦めていた自分に気づき、最終審査に向けて自分の中に眠る闘争心を奮い立たせているのが伺えます。

2025.02.14(金)
文=岡本翔子