
10月23日にグランドオープンを迎えたふかひれ専門店「鰭華」は、ふかひれの名門「筑紫楼」にて腕を磨いた店主・平野鉄夫氏が手がける贅沢なふかひれコースを堪能できるニューアドレス。1日1組限りのエクスクルーシブな空間で、めくるめくふかひれの世界をじっくりと味わいます。
1人前のコースで使用されるふかひれは300~350gという贅沢!

提供するコースは8品のおまかせコース(29,700円)のみ。メニューには店主の平野氏が惚れ込んだと話す肉厚で繊維が太い気仙沼産のフカヒレのみを贅沢に使用しています。丸鶏を14時間炊いたパイタンスープに醤油、紹興酒、自家製のネギ油を加え、じっくり煮込んで仕上げたその味わいは、まさに逸品。

一般的なふかひれ料理として親しまれているスープや姿煮ではなく、クリエイションに満ちた創作料理でふかひれの多面的な魅力を表現するのが平野流。
コースの前菜にはキャビアのソースでふかひれを和えた一品が登場。昆布と鶏の出汁で蒸した後、一晩寝かせて味を含ませたふかひれはそのまま食べても美味しいのですが、キャビアを裏ごししたソースに絡めるとシャンパーニュが欲しくなるような、濃厚でリッチな味わいへと昇華します。
2024.11.19(火)
文=星子莉奈