この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、白央さん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年10月9日)。ご紹介している商品は、2024年10月9日現在、野菜揚げ 211円、小笹 145円になります。

» きのうのレシピ「なんちゃって天丼」

連載「のっけて、食べる」が一冊の本に!

フードライターの白央篤司さんと料理研究家のしらいのりこさんが、365日毎日交代で綴ったCREA WEBの人気転載「のっけて、食べる」の書籍が発売。365種のレシピの中から厳選した98レシピを収録しました。簡単でおいしくて、ちょっとの工夫で栄養もとれて、しかも洗い物も減らせる……忙しい私たちの助けになること間違いなしの一冊です。

発売日 2024年9月11日(水)
定価 1,540円(税込)
文藝春秋
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vol.87 笹かまぼこのっけうどん

笹かまぼこのっけうどん。
笹かまぼこのっけうどん。

 先日、久しぶりに宮城県の仙台市を訪ねました。昔、8年ほど暮らしたなじみのある土地なのですよ。名物のひとつに笹かまぼこがありますが、宮城県にはそれはそれはたくさんの笹かまメーカーがあるんです。

 私の推しは、石巻市の「粟野蒲鉾店」さん。そのままでおいしいけれど、のっけ具にしても実にいい。

■材料(1人分)

・うどん:1玉
・うどんつゆ:適量
・かまぼこ、さつま揚げ:各1個
・青ねぎ:お好みで

■作り方

(1) 鍋にうどんつゆを入れて、かまぼこ、さつま揚げを加えて10分ほど沸騰するかしないかぐらいの加減で煮る。

(2) 器に麺を入れ、(1)を加える。

 おつゆでじっくり練りものを煮ると、汁に魚肉の旨みが加わり、また練りものも汁を吸って、食感がもっちりとしておいしい。

 練りものならではの甘みも汁に加わるので、おつゆを作るときは甘さひかえめにするといいですよ。

写真左から、野菜揚げ 176円、小笹 121円/粟野蒲鉾店
写真左から、野菜揚げ 176円、小笹 121円/粟野蒲鉾店

 仙台駅でも買えますので、よかったらお出かけの際にはチェックしてみてください。

 あ、そうそう。昨日のしらいさんの「なんちゃって天丼」はアイデアですねえ。さすがだなあ……と感じ入りました。見逃してる方、ぜひチェックを。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

» 連載「のっけて、食べる」レシピ一覧

次の話を読む【秋が香るごちそうレシピ】カリカリきのこと牛肉ののっけライス 「強火で強気」に炒めるのがカギ!

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2024.10.09(水)
文・撮影=白央篤司
イラスト=二村大輔