◆荒尾干潟の夕日
「荒尾干潟」は、有明海中央部東側に位置する国内最大級の干潟。九州で初めてラムサール条約に登録された渡り鳥の重要な生息地であり、近年は夕日観賞地としても人気のスポットになっている。
潮の満ち引きは約6時間置きに繰り返され、最大3キロメートルの潮が引くと広大な干潟が出現。日の入りの時間帯には、オレンジ色の光路が干潟に描かれる「光の道」が現れる。
秋になると始まる、海苔の養殖養殖用にポールが何百本も干潟に並ぶ様子は蔵満海岸の風物詩。夕日に照らされた干潟の光景は幻想的で、SNSで話題になることも多い。
有明海の潮流によって運ばれた砂や貝殻が堆積してできた干潟には、小型の甲殻類、貝類、ゴカイ類などの底生生物や、それらをエサにする水鳥、浅瀬を利用する魚類など多様な生き物がすんでいる。
見ごろの時期:9月~3月
荒尾干潟の夕日(あらおひがたのゆうひ)
所在地 熊本県荒尾市蔵満地先(蔵満海岸)
https://www.city.arao.lg.jp/kurashi/shisetsu/higata/page972.html
◆鮎の瀬大橋
「鮎の瀬大橋」は、山都町の菅地区と白藤地区を結ぶ、高さ140メートル、長さ390メートルの橋。Y字橋脚と斜張橋を複合した特殊なデザインで、緑川渓谷と調和した美しい景観を楽しめる。
橋の上や袂からは渓谷の全景を眺められ、多彩な色に染まる紅葉シーズンはさらに見ごたえ抜群。ドライブしながら金秋を存分に味わえる。
見ごろの時期:11月ごろ
鮎の瀬大橋(あゆのせおおはし)
所在地 熊本県上益城郡山都町菅488-1
https://www.town.kumamoto-yamato.lg.jp/kanko/kiji0035806/index.html
2024.10.12(土)
文=CREA編集部