◆宝珠山立石寺

 山寺の通称で知られ、俳聖・松尾芭蕉が紀行文「おくのほそ道」に収録されている名句「閑さや岩にしみ入る蝉の声」を詠んだことでも有名なお寺が、山寺の通称で知られる「宝珠山立石寺」だ。

 四季折々に見せる景観が風情豊か。特に空が青い夏は、1015段の長い石段を上りきれば、天空の古刹と言われる所以がわかるだろう。

 登山口付近には国内最古のブナ材木造建築とされ、国の重要文化財に指定されている「根本中堂」がある。何世紀もかけて風化した凝灰岩が阿弥陀如来のように見える「弥陀洞」は、見た人は幸せになれると言われるパワースポット。

 また、石段を上りきったところにある「奥之院・大仏殿」は、悪縁切りのご利益があると言われている。 

 寺前の土産店などで「山寺力こんにゃく」や人気番組でも紹介された「さくらんぼソフトクリーム」などを頬張るのも楽しみのひとつだ。

宝珠山立石寺(ほうじゅさんりっしゃくじ)

所在地 山形県山形市山寺4456-1
https://yamagatakanko.com/attractions/detail_2352.html

◆山形花笠まつり

 「山形花笠まつり」は東北四大祭りのひとつであり、山形県を代表する夏祭り。毎年8月5日~7日の3日間にわたり、18時から21時45分頃まで市内の中心市街地で花笠音頭のパレードが行われる。

 たくさんの踊り手たちが、県の花「紅花」の飾りをあしらった花笠をかぶり、艶やかな衣装をまとった姿で、賑やかな花笠太鼓の伴奏に合わせて踊る光景は華やかだ。

 花笠踊りの踊り方は何種類もあり、伝統的な「正調花笠踊り」や「笠回し系花笠踊り」、参加者が独自に工夫した「創作花笠踊り」など、さまざまな踊りを見られるのも山形花笠まつりの醍醐味。

 昼には花笠踊りを見て、学んで、体験ができる「昼の花笠」を開催。ここで踊りを習得して、夜に飛び入りで踊れば「山形花笠まつり」を余すところなく楽しめる。

開催日:2024年8月5日(月)~7日(水)

山形花笠まつり(やまがたはながさまつり)

所在地 山形県山形市中心市街地(十日町・本町・七日町通り~文翔館前)
https://www.hanagasa.jp/

※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。