◆神子の山桜
地元住人から「千本桜」と呼ばれるほど、数多くの桜が見られる神子の山桜。見ごろの時期になると常神半島が薄紅色に美しく染まり、漁船で海からの眺めも楽しめる(要問合せ)。
県指定名勝に指定されている山桜群として、若狭湾の常神半島神子の東西約1キロメートル、南北200メートルの区域に広がっており、4月上旬には山一面に桜が咲き誇る。
若狭湾と山桜によるコントラストの景観が見事。
神子の山桜(みこのやまざくら)
所在地 福井県若狭町神子
https://www.fuku-e.com/spot/detail_1549.html
◆神と紙のまつり
紙の神様「川上御前」を祀る岡太神社・大瀧神社(おかもとじんじゃ おおたきじんじゃ)は、「日本一複雑」と称される屋根が非常に見応えがある神社。参道一帯の斜面には自然林が茂っていて、神秘的な雰囲気。社叢には、県の天然記念物に指定されているご神木の大杉やぜんまい桜、ブナの大木が群生している。
この地区で作られる越前和紙は最高の品質を誇り、日本初の全国通用紙幣にも採用されたことから「お札のふるさと」でもある。
毎年5月3日~5月5日には、1,300年以上の歴史を持つ壮大なお祭り「神と紙のまつり」が開催される。
神と紙のまつり(かみとかみのまつり)
所在地 福井県越前市大滝町13-1
2024.04.18(木)
文=桐生奈奈子