◆奥入瀬渓流の氷瀑

 奥入瀬渓流は、十和田湖畔子ノ口(とわだこはんねのくち)を起点とする約14キロメートルにわたる渓谷。十和田八幡平国立公園に属し、国指定の特別名勝及び天然記念物の景勝地だ。

 夏は新緑、秋は紅葉と、国内のみならず国外からも観光客が訪れる、青森でも有数の観光スポット。冬の奥入瀬は真っ白に染まり、凍てつく氷点下の寒さによって氷が張られ、時が止まったかのような別世界が広がる。

 氷瀑はその情景のひとつ。渓流沿いに点在する14本の滝が凍り、一部が氷柱となった姿を楽しめる。また、渓谷内の滝だけでなく、奥入瀬の森に蓄積された豊富な水量によってがけをつたう水が氷柱となり、あちらこちらに氷のアートが。

 見頃の時期には、夜の奥入瀬渓流を体感できる『冬の奥入瀬氷瀑ナイトツアー』も開催。ガイドと一緒にバスで夜の奥入瀬を巡るツアーで、専用のライトカーの光で照らされた氷瀑は青や緑に輝き、さらに迫力を増す。極寒の中でしか見られない神秘的な光景は思わず息を呑む必見の絶景だ。

奥入瀬渓流氷瀑ツアーの開催期間:12月中旬~3月上旬

奥入瀬渓流の氷瀑(おいらせけいりゅうのひょうばく)

所在地 青森県十和田市大字奥瀬
https://www.towada.travel/blog-posts/oirase-gorge-frozen-bus-tour2023

◆冬に咲くさくらライトアップ

 「日本三大夜桜」の1つに数えられる桜の名所・弘前公園で開催される「冬に咲くさくらライトアップ」。外濠に立ち並ぶ桜の木々が、春色の華やかなライトアップで彩られる。

  冬の枝に積もった雪を桜に見立て、さくら色にライトアップ。木の枝に積もった雪がまるで満開の桜のように見える光景はひと足先に春を体感するかのよう。

 2017年冬から始まり、2023年には6周年を迎えるこのイベント。凍った水面にさくら色の光が反射する様子は花筏(はないかだ)のように見えて美しい。

 明治・大正・昭和に建造された弘前市内のレトロな洋館をライトアップで彩る「弘前エレクトリカルファンタジー」も同時期に開催されるので、幻想的な光に彩られる弘前の街をゆっくりと散策するのもおすすめ。

開催期間:開催中~2023年2月29日(木)(予定) 
時間:日没~21:00
※例外もあるので、詳細は下記HPで

冬に咲くさくらライトアップ(ふゆにさくさくらライトアップ)

所在地 青森県弘前市 弘前公園追手門付近外濠
https://www.hirosakipark.jp/sakura/hanami/fuyusakura/

2023.12.16(土)
文=桐生奈奈子