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 フラワーデザイナーの佐藤俊輔さんが一日一花、暮らしが華やぎ、活力をもらえるおすすめの花をナビゲート。今日は、花を飾ってみませんか?

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1月1日の花は「ウメ」

 2023年の幕開けに飾りたいのはウメです。

 現在の元号、「令和」が『万葉集』を出典元にしていることは大きなニュースになりました。引用された万葉集は、「梅花の歌」で、ウメが登場します。

「初春の令月にして 気淑く風和らぎ 梅は鏡前の粉を披き 蘭は珮後の香を薫らす」

 空気は澄み渡り風やわらかな初春のよき日に、梅は鏡の前で美女が装う白粉のように咲き誇り、蘭は身を飾ったお香のようにいい香りを漂わせているという意味になります。

 これから始まる季節にワクワクする気持ちが感じられますよね。

 この時期は、お正月飾り用として花屋さんに沢山の種類のウメが並びます。

 水を吸い上げるように、ハサミで茎の入り口に切り込みを入れてから飾りましょう。

 乾燥するとつぼみがポロリと落ちてしまうことがあるので、たまに霧吹きなどで枝全体を湿らせてあげると安心です。

 新春にふさわしい華やかな柄の花器に生けてあげましょう。

 皆さんの2023年も万葉集のように花でいっぱいになりますように。

【白梅の花言葉】厳しい美しさ、清香、気品、忍耐、澄んだ心
【白梅が誕生花の人】1月6日、1月11日、1月24日、12月27日生まれ

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佐藤俊輔(さとう しゅんすけ)

フラワーデザイナー。大手百貨店退社後、花の世界へ。2014年モナコ国際親善作品展国内選考会で特別賞を受賞。'17年「女性自身」(光文社)、’19年日本最大級の花材通販「はなどんやアソシエ」にて季節のアレンジメントを連載。’20年から、CREA WEBにて「Playful Flower Life!」連載中。

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今日、花を飾るなら。
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フラワーデザイナーの佐藤俊輔さんが一日一花、暮らしが華やぎ、活力をもらえるおすすめの花をナビゲート。花にまつわるトピックスや飾り方などもあわせて紹介します。今日は、花を飾ってみませんか?

 

2024.01.01(月)
文=佐藤俊輔
イラスト=佐藤弘昌