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娘の好物は切らさない

――お弁当作りのために常備していた食材や、気を付けていたことはありますか?

たかぎ 娘は柔らかくて食べやすい練りもの系の食べ物が好きなので、ちくわやかまぼこ、カニカマあたりを切らさないようにしていました。
夫のお弁当は塩鮭と豚バラ肉があれば食べ応えのあるおかずができるので、冷凍してストックするようにしていましたね。

 気を付けていたことと言えば、お弁当は菌が繁殖しないように、火をちゃんと通すようにしていました。それから夏は扇風機の前、冬は窓辺に置いて外気を使って冷ましてから包んで、暑い時期は保冷剤をつけるようにしていました。

――お弁当を作るときに参考にした料理家さんはいますか?

たかぎ 特にいないんですけど、タレントの小倉優子さんとか、同じ年頃のお子さんがいる芸能人のブログはときどき見ていましたね。子どものためのお弁当を見ては、「ほ~、もうこんな量を食べられるのか~」「いつもかわいく作っててすごいなぁ~」と参考にしていました。

インタビュー【後篇】に続く

たかぎなおこ

1974年生まれ。三重県出身。1998年にイラストレーターを目指し上京。2003年にコミックエッセイ『150cmライフ。』(KADOKAWA/メディアファクトリー)でデビュー。その他の著書に、夫との出会いをつづったコミックエッセイ『お互い40代婚』(KADOKAWA)や、食べることにフォーカスした『はらぺこ万歳!』シリーズ(文藝春秋)などがある。

お弁当デイズ 夫と娘とときどき自分弁当

定価 1,320円(税込)
文藝春秋
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次の話を読む「同居は私から提案したんです」イラストレーターたかぎなおこが語る卵や玉ねぎを借りるお義母さんとの生活

2023.11.03(金)
文=ゆきどっぐ