暑い夏が過ぎ、心地いい季節。旅をしたい気持ちが高まってきました。

 紅葉や秋祭り、収穫のよろこびなど、日本にはたくさんの美しい秋の絶景・風物詩があります。自粛中に、そんな日本の魅力に気付いた人も多いかもしれません。

 「いつか」ではなく、今度の旅行の参考に。私たちを待っている秋ならではの豊かな景色をお楽しみください!

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆湯殿山神社

 出羽三山のひとつ「湯殿山」は、修験道の聖地とされる標高1,504メートルの山。山腹には「湯殿山神社」が鎮座し、山頂にある湯を湧出する巨岩を御神体として信仰。すべてのものを産み出す山の神「大山祇命」を祀っていることから、「未来の世を表す山」ともいわれている。

 紅葉の名所としても有名で、県内で最も早く紅葉が始まるスポットのひとつ。本宮まで約1キロメートルのなだらかな参詣道を歩きながら観賞でき、紅葉した山をバックにそびえる大鳥居の景観が人気だ。

 ただし、写真撮影禁止、参拝は土足厳禁という厳しい戒めがあるのでご注意を。

開山期間:例年4月下旬~11月初旬

湯殿山神社(ゆどのさんじんじゃ)

所在地 山形県鶴岡市田麦俣六十里山7
https://yamagatakanko.com/attractions/detail_1339.html

◆蔵王温泉大露天風呂

 「蔵王温泉大露天風呂」は、蔵王の大自然を味わいながら入浴できる源泉掛け流しの露天風呂。四季折々の景色を楽しむことができ、秋には赤や橙、黄色の紅葉に包まれながら、極上の湯浴みを堪能できる。

 蔵王温泉の湯質は弱酸性の硫黄泉で、硫黄泉には表皮の殺菌や皮膚を強くする作用があるため、「美肌の湯」「美人づくりの湯」とも呼ばれている。

 ちなみにシャワーはなく、シャンプーや石鹸も使用不可。しかし、湯の成分が肌の脂分を洗い流すことから「石鹸いらずの湯」ともいわれている。

営業期間:例年4月中旬~11月下旬まで(冬期休業)

蔵王温泉大露天風呂(ざおうおんせんだいろてんぶろ)

所在地 山形市蔵王温泉荒敷853-3
https://yamagatakanko.com/attractions/detail_2764.html

2023.09.21(木)
文=佐藤由樹
協力=山形県観光物産協会