待ちに待った、旅して家族や仲間と賑やかに楽しめる夏がやってきました!

 海外旅行もいいけれど、日本には四季の移り変わりを感じられる風景が数多く存在しています。自粛中に、そんな日本の魅力に気付いた人も多いかもしれません。

 「いつか」ではなく、夏休みの旅行の参考に。私たちを待っている夏色の景色をお楽しみください!

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆三溪園朝顔展

 1982年から開催され、今年で42回目を迎える国指定名勝「三溪園」の朝顔展。外苑、中央広場の「月影の茶屋」で、「横浜朝顔会」の会員が育てた朝顔の展示が行われる。

 朝顔は江戸時代から盛んに栽培されてきた伝統園芸植物のひとつ。日本庭園との親和性が高く、庭園に彩りを添えてくれることから、三溪園では毎年夏に展示会を開催。大きく美しい花を咲かせる「大輪朝顔」や、葉や花びらのかたちが珍しい「変化朝顔」など、約40点の厳選された花が観覧客を出迎える。

 大輪朝顔はその名のとおり、花びらが直径20センチメートルを超え、その大きさに驚く人も多い。変化朝顔はその見た目から朝顔には見えないものも多く、希少性が高く珍しいため、園芸ファンから喜ばれているそう。

 近年、注目を浴びているのが、摘み取った朝顔を水に浮かべる演出。老若男女誰もが立ち止まり、その光景を写真に収めていく。

 また、期間中は毎日10:00から抽選で10人に朝顔の苗のプレゼントも行うので、早い時間帯に行くのがおすすめだ。

開催期間:2023年7月27日(木)~31日(月)

三溪園朝顔展(さんけいえんあさがおてん)

所在地 神奈川県横浜市中区本牧三之谷 58-1
https://www.sankeien.or.jp/event/6226/

◆ぼんぼり祭

 「ぼんぼり祭」は鎌倉の夏の風物詩。鎌倉在住の文化人、各界著名人が揮毫した書画約400点がぼんぼりに仕立てられ、鶴岡八幡宮の参道に並ぶ。

 書画の作者はタレントや俳優、歌舞伎役者、漫画家など豪華な顔ぶれで、美しい絵画やメッセージが込められたものなど、オリジナリティにあふれている。また、夕刻になると巫女たちによって明かりが灯され、参道が神秘的な空間に。

 この期間中には「夏越祭」「立秋祭」「実朝祭」が執り行われ、巫女による奉納の舞や短歌会なども催される。

開催日:2023年8月7日(土)~9日(水)

ぼんぼり祭(ぼんぼりまつり)

開催地 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31 鶴岡八幡宮
https://summer.walkerplus.com/odekake/detail_e/ar0314e356981/
https://www.trip-kamakura.com/event/234.html

2023.07.21(金)
文=佐藤由樹