「ハリー・ウインストン」 ダイヤモンドの輝きをまとう NYのスター花嫁、誕生！

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　ここは希望と刺激に満ちた摩天楼の街、NY。特別なオーラを放つスター花嫁になるなら、1932年の創業以来、この街で数々の伝説を生み出してきた“キング・オブ・ダイヤモンド”の輝きをまといたい。

　ほら、今日もハリー・ウィンストンで夢を叶えた花嫁が、晴れの日を迎える！

　朝日を受けてほのかに輝く摩天楼の街は、祝福ムードに包まれて……。流線型の車が艶やかなカーブを描きながら、花嫁を花婿の元に送り届ける。薬指に煌めくダイヤモンドは、精緻なエメラルドカット。今も昔もブランドのシンボルとして、この街のように凜と、洗練された魅力を放ち続ける。

　セレモニーの幕開け。それは、耳元から胸元から、ジュエリーが花嫁をスターに仕上げてくれる瞬間。立体的にセットされたペアシェイプ、マーキースカット、ラウンドカットのダイヤモンドが幻想的に煌めく時。その象徴的なデザインが生まれた1940年代から今に、美の物語が受け継がれる。

　モダンかつクラシック。タイムレスな気品とエレガンスこそ、NYのスター花嫁に相応しい。

　幾何学的ながら温かみのあるデザインのリングは、1920年代初頭に獲得しブランド確立の契機となった、ベル夫人のエステートジュエリーへのオマージュ。歴史を変えた光が、時空を超えて花嫁の薬指に降り注ぐ。

　挙式から午後のパーティに移り、花婿のリードで悦びのダンスが続く。花嫁がまとうのは、ブルーサファイアとダイヤモンドで彩られた忘れな草のモチーフ。永遠に幸せになれるという“サムシング・ブルー”のジュエリーに見守られながら、優雅にターン。

　その愛の証しの輝きは永遠に花嫁を魅了し、スターのオーラを授け続ける。1932年に創業以来、数々の歴史的ダイヤモンドを手中に収め、革新的なジュエリーをデザイン。“キング・オブ・ダイヤモンド”の名をほしいままにしてきたからこそ創り出せる華麗なドラマを堪能したい。

　祝宴は豪華なウエディングケーキのカットでクライマックスへ。ブランドの頭文字“H”と“W”や咲き誇るユリのモチーフを取り入れたエンゲージメントリング、デイリーに軽やかに着けたいエタニティが、ふたりの未来を照らして。

　パーティも終わりが近づき、幸せの余韻が漂う西日の時間。花嫁は、そのセンチメンタルな気分にさらなる光を添えてくれるジュエリーをまとう。ペアシェイプとラウンドカットのダイヤモンドが浮遊するようにセットされ、まるで肌に囁きかけるように、軽やかに、優しく、幻想的に煌めく。

　パーティの後、ふたりの希望に満ちた人生が摩天楼の街ではじまる黄昏時。彼の指にしっかりと絡めた花嫁の薬指には、ラウンドカットのダイヤモンドが特徴的な爪でしっかり抱えられたエンゲージメントリングと、それに似合うマリッジリング。彼のリングもしなやかに寄り添って。

　夜のしじまでもふたりの姿と真実の愛を見失わないように煌めいて……。マイクロパヴェの繊細な輝きに彩られた、クッションカット・ダイヤモンドの壮麗で誇り高き存在感。それを支える華奢なアームが、エレガントなムードをプラスする。

2023.07.19(水)
Edit, Styling & Text＝Mami Sekiya
Photographs＝Koji Yano （STIJL）
Art Work＝Ayame Kikuchi
Assistant Edit＝Mai Ogawa

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※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。