花嫁は誰もが主役、誰もがスター。祝福の日、夢の幕が開き、永遠の幸せなドラマが始まる。魔法の合図は、NYから届いた純白のダイヤモンド。その高貴な輝きの秘密を紐解く。
3つの甘い響きを耳にして誰もが夢を描くダイヤモンド
ロゴにもデザインされているエメラルドカットはブランドの象徴。クラシックな輝きを堪能したい。一方、可憐で繊細な花を象ったリングも多幸感溢れる逸品。[本の外]エンゲージリング「エメラルド・クラシック」(PT×センターDIA2.52ct) 10,395,000円。
[本の中]エンゲージリング「ウィンストン・ブロッサム」(PT×センターDIA1.08ct) 4,895,000円、イヤリング(PT×DIA) 20,130,000円/すべてハリー・ウィンストン(ハリー・ウィンストン クライアントインフォメーション)
ドレス 561,000円(レンタル価格)/ピーター・ラングナー(ミラー ミラー 丸の内)
「キング・オブ・ダイヤモンド」、「スターたちのジュエラー」、「NY」。あまりにも華々しく荘厳で、うっとりするほど甘いこれら3つの響きを以て、ハリー・ウィンストンを想像しない人はいないだろう。1932年にNYで創業以来、かのジュエラーは数々の歴史的な宝石を手中に収め、革新的なジュエリーをデザインし、世界中のスターを輝かせてきた。
その原点は言わずもがな、創始者、ハリー・ウィンストンにある。
「私は宝石の知識を身につけて生まれてきたに違いありません」─そう語っていた彼は、小さな宝石店の息子として、幼いころから高貴な輝きに触れてきたサラブレッド。12歳のとき、質屋で二級品に埋れていた2カラットのエメラルドに目を奪われ、25セントで買った2日後に800ドルで売られた話は有名だ。
自らの名を冠するブランド設立後もその見識眼は発揮され、世界の歴史的に貴重なダイヤモンドの何と1/3を所有し、「キング・オブ・ダイヤモンド」の名をほしいままに。原石は彼の手で優美なジュエリーに変わり、世界中の女性、そして花嫁たちを虜にし続けている。
スター気分をネックレスで満喫したい。ネックレス「プリンセス」(PT×DIA) 24,090,000円/ハリー・ウィンストン(ハリー・ウィンストン クライアントインフォメーション)、ヘッドドレス 4,950円(レンタル価格)/ミュームレ バイ スピリット(クリオマリアージュ)
[資料写真]〈右上〉壮麗なNY本店の佇まい。〈右中〉摩天楼をモチーフにした70年代の広告。〈右下〉伝説の“ホープ・ダイヤモンド” 〈左〉「Court of Jewels(宝石の宮廷)」の様子。〈左上〉「ウィンストン・ブルー」。
一方で「キング・オブ・ダイヤモンド」は慈善活動に努めたことも特筆すべきだ。1949~1953年には希少なダイヤモンドのチャリティ展示会「Court of Jewels(宝石の宮廷)」を主催。また革命下のフランス王室から盗まれ、巡り巡ってハリー・ウィンストンにやってきた“ホープ・ダイヤモンド”を、1958 年にワシントンのスミソニアン博物館に寄贈した。
“世紀を超え、大陸を超えた歴史を持つ宝石こそ、分かち合うべき”。そんな宝石の魅力を広めたいという情熱からの決断である。
脇石のパワーを十分表現したデザインや、HとWがあしらわれたサイドコンシャスなリングも見逃せない。 [左列・2段目]エンゲージリング「ラウンド・トリスト」(PT×センターDIA0.7ct~) 1,881,000円~、マリッジリング「トリスト・ワンロウ」(PT×DIA) 561,000円~、[中列・下]「HWリング」(PT×センターDIA0.5ct~) 1,243,000円~/すべてハリー・ウィンストン(ハリー・ウィンストン クライアントインフォメーション)
[資料写真]〈左上〉726カラットの「ヨンカー」。〈左下2枚〉「レソト」とオナシス&ジャクリーン夫妻。〈中上〉アーカイブの広告。〈中〉NYのサロンにて執務中のウィンストン氏。〈右上〉アカデミー賞でハリー・ウィンストンをまとうグウィネス・パルトロウ。〈右下〉クラスターのスケッチ。
神秘の濃青色に輝く“ホープ・ダイヤモンド”の他にも、30年代の「ヨンカー」や「ヴァルガス」から近年の「ウィンストン・ブルー」に至るまで、圧倒的な数・大きさ・品質を誇る歴史的な宝石をハリー・ウィンストンは獲得してきた。そこから生まれるジュエリーの魅力について雄弁に語ってくれるのは、やはりスターたちだろう。
レッドカーペットでの歴史は、1944年のアカデミー賞にて、主演女優賞に輝いたジェニファー・ジョーンズにジュエリーを貸し出したことに遡る。1946 年のヒッチコックの名作『汚名』ではイングリッド・バーグマンが優美に着けこなし、マリリン・モンローは1953 年『紳士は金髪がお好き』の挿入歌「ダイヤモンドは女性の親友」で、“教えて、ハリー・ウィンストン! 私にダイヤモンドのすべてを”と歌う。
クラシカルな王道感とNYの自由な空気や軽やかさをミックスさせたスタイル。左手薬指に大粒のペアシェイプ、右手やイヤリング、ネックレスには、ブランドのシンボルである“クラスター”をコーディネート。[本の中]〈左手〉エンゲージリング「ペアシェイプ・クラシック」(PT×センターDIA2.8ct) 20, 020,000円、〈右手〉「クラスター」リング(PT×DIA) 4,180,000円、イヤリング(PT×DIA) 13,640,000円、ネックレス(PT×DIA) 32,340,000円。[本の外]マリッジリング「ハートシェイプ・プロングセット」(PT×DIA) 5,885,000円、ブレスレット「ループ・フルモチーフ」(PT×DIA) 5,148,000円/すべてハリー・ウィンストン(ハリー・ウィンストン クライアントインフォメーション)、ドレス 682,000円(レンタル価格)/アントニオ・リーヴァ ヘッドドレス 6,600円(レンタル価格)/ジェニファー・ベアー(ともにミラー ミラー 丸の内)
また1967 年に発見された601カラットの原石「レソト」のうち、40.42カラットにカットされた「レソトⅢ」は、海運王オナシスが購入し、婚約指輪としてジャクリーン・ケネディに贈ったものである。
そして1999 年、アカデミー賞主演女優賞を受賞したグウィネス・パルトロウのフレッシュな装いは未だ記憶に残るほど。グウィネスの印象により、21世紀のハリー・ウィンストンとスターの関係はより蜜月になったといえよう。
マリリン・モンローが歌ったように、いつの時代も「ダイヤモンドは女性の親友」である。“花嫁になる”そんな特別な日こそ世界を魅了するスターのように。ハリー・ウィンストンが放つ輝きで永遠の主役になりたいものである。
パヴェダイヤモンドに二重に取り巻かれたラウンドのセンターストーンがゴージャス&ロマンティック! マザーオブパールの文字盤と純白のストラップが眩い時計とともにアップタウン花嫁に変身。 [本の外]エンゲージリング「ダブルヘイロー・マイクロパヴェ」(PT×センターDIA1.08ct) 4,741,000円、マリッジリング「マイクロパヴェ」(PT×DIA) 1,100,000円~、ブレスレット「ラウンドカット・テニス」(PT×DIA) 7,546,000円、時計「HW エメラルド」(WG×DIA×MOP×ホワイトサテンストラップ・ケース径17.7×24㎜) 1,683,000円。[本の中]〈左手〉エンゲージリング「ブリリアント・ラブ」(PT×センターDIA2.25ct) 15,950,000円、〈右手〉マリッジリング「ウィンストン・トゥルーリー」(PT×DIA) 1,650,000円~、「ループ」イヤリング(PT×DIA) 6,138,000円、ネックレス(PT×DIA) 15,290,000円/すべてハリー・ウィンストン(ハリー・ウィンストン クライアントインフォメーション) 、ドレス 517,000円(レンタル価格)/イネス・ディ・サント、ベール 7,700円、グローブ 6,600円/ミラー ミラー(すべてミラー ミラー 丸の内)、ヘッドドレス 4,950円(レンタル価格)/ミュームレ バイ スピリット(クリオマリアージュ)
ハリー・ウィンストン クライアントインフォメーション
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