休眠から目覚めた木や草が花を咲かせ、景色を鮮やかに染め上げる春がやってきました。
四季があり、自然の移ろいを感じられる日本。各エリアの観光の達人が選ぶ、その地に息づく春色の景色をお楽しみください。
「いつか行きたい! 『日本にしかない風景』再発見」2023年、今回は福島県観光物産交流協会担当スタッフが選ぶ、春の風景をご紹介します。
◆深山神社の大カヤ・大藤
国見町鳥取にある深山神社で見られる大カヤと大藤の大木。根回り約4メートルの大カヤに藤がからみついた様子は迫力があり、春にたくさんの大ぶりな藤の花房で神社が覆われた光景はまさに圧巻。
「深山神社の境内には、町の天然記念物に指定された、樹齢500年以上といわれる大きなカヤの木・大カヤがあります。
大藤は大カヤにからみつくように広がり、5月上旬~中旬の見ごろの時期、滝のように藤の花が咲きます」(福島県観光物産交流協会担当スタッフ)
深山神社の大カヤ・大藤(しんざんじんじゃのおおカヤ・おおふじ)
所在地 福島県伊達郡国見町大字鳥取字深山地内
https://www.tif.ne.jp/jp/spot.html?spot=1286
◆花見山
福島県福島市にある花見山は、写真家の故・秋山庄太郎氏が「福島に桃源郷あり」と称えた花の名所。
「個人の所有する山で、もともとは公開されていませんでしたが、多くの方の心を癒やしたいと昭和34(1959)年に一般に開放されました。
たくさんの種類の花々が色とりどりに咲き誇ります。種類が多いため見頃の期間が長いのも特徴のひとつです」(福島県観光物産交流協会担当スタッフ)
花見山(はなみやま)
所在地 福島県福島市渡利
https://www.hanamiyama.jp/
2023.03.31(金)
文=CREA編集部