四季を映す庭を眺めながら、東京の安らぎを楽しむ
◆庭のホテル 東京(東京・水道橋)
![](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/6/1280wm/img_a6b21a16df0b2964fba51e48d70a7cde888420.jpg)
喧噪に満ちた東京の街角に、ほっと心がほどける時間を過ごせる、とっておきの場所があります。
![枯山水をモチーフにした2階の「石庭 (いしにわ)」。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/3/1280wm/img_f3a8e6b33ab7c142e470c4bfa00de4ec638454.jpg)
それが、庭のホテル 東京。その名の通り、館内に4つの庭を擁し、随所に和の意匠をちりばめたホテルです。
![都心の夜景が広がり、黒御影石の石舞台に腰かけて星空を眺めることができる「ルーフトップテラス」。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/2/0/1280wm/img_2084278878b71cfb9f3cca0d8decfab2512301.jpg)
そのルーツは、1935年 (昭和10年) に創業した旅館「森田館」。本の街・神保町に近いことから、古くから愛書家の常客たちに親しまれ、1964年の東京オリンピックの際には外国選手団の家族が滞在。客室から望む中庭の日本情緒に心和ませたそう。
![写真左:館内には、和の美意識を感じさせるアートを厳選して配置。各階のエレベーターホールには、藤田茂男さんによる “枯盆栽” の作品などが。
写真右:日本料理「縁 (ゆくり) 」へと続く、風情あるアプローチ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/9/1280wm/img_f980bcd8dc51cb2ac3cdc4db8b3db9b6618126.jpg)
写真右:日本料理「縁 (ゆくり) 」へと続く、風情あるアプローチ。
その後、東京の街の変化とともにサービスのスタイルを変えながらも、日本旅館のおもてなしの心を大切に受け継ぎ、多くのゲストに愛され続けています。
![リニューアルで誕生した6室のみの客室 “シグネチャーツイン” には檜風呂も。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/d/1280wm/img_6d4fff88d33a96bdc16bda0724f8d7e3348188.jpg)
2022年3月には、館内をリニューアル。旅館の美意識を色濃く反映した客室 “シグネチャーツイン” が誕生ました。
![“シグネチャーツイン” では、南部鉄器などを配して、モダン旅館の趣を演出。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/0/1280wm/img_608a745b0c74da034ea7fe084cd33a05564700.jpg)
![文机や行燈など、趣味のよい調度品も。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/2/1280wm/img_32a1f17c7008d71ca72bfb2077bfdde4243375.jpg)
さらに、縁側のようにのんびりくつろげる「リフレッシュラウンジ」も好評。
![旅館の情趣を受け継ぐ、“庭屋一如 (ていおくいちにょ)” の「リフレッシュラウンジ」。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/5/1280wm/img_d5a5125b8a19416da18e533d2a90766b497270.jpg)
時間制で提供されるコーヒーや日本茶でくつろぎながら、心地よいひとときを過ごせます。
![チェェックイン後は「リフレッシュラウンジ」でくつろぎのひととき。目の前に広がる「ラウンジテラス」の緑を眺めながら、スタッフが一杯一杯淹れてくれるコーヒーを。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/f/1280wm/img_4f197a91e061b2772e83f70df980c5ee328305.jpg)
![茶釜で沸かした湯で淹れる日本茶も深い味わい。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/9/5/1280wm/img_95572e43b8f9e4cc311182fb16d320ea286159.jpg)
四季の風情を映す「中庭」を囲むように配された、日本料理とカジュアルフレンチのレストランも魅力的。
![カジュアルフレンチのダイニング「流 (りゅう)」。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/2/a/1280wm/img_2ae8a36f592b72beb87b4488345d921c564592.jpg)
一皿一皿に上質なおいしさがいっぱいで、口に広がる旬の滋味に気分が華やぎます。
![日本料理「縁 (ゆくり)」の “本日のお造り”。こだわりの器で季節の情緒を添えます。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/2/1280wm/img_a23e3f6e4d97f4b160282836d27cc972767431.jpg)
美食に満たされた後は、ぜひ「ルーフトップテラス」へ。植栽の向こうに都心の夜景が広がり、ふだんは見上げることもない東京の星空を再発見するのも、新鮮な体験となることでしょう。
![店内で焼き上げるパンなど、「中庭」を眺めながらの朝食も格別。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/d/1280wm/img_6d01ee5185f24dbdf47d9820c55491d3323316.jpg)
![「リラクゼーションルーム」では、オリジナルアロマに包まれながら、マッサージチェアで全身のコリをほぐして。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/c/1280wm/img_bce29a2d8367e93b803fd6b5423886fe366932.jpg)
都会にたたずむ癒やしの滞在空間。東京ならではの安らぎが、ここにあるのです。
庭のホテル 東京
所在地 東京都千代田区神田三崎町1-1-16
電話番号 03-3293-0028
客室数 229室
料金 (1名) 20,000円~ (1室2名利用、朝食付き、東京都宿泊税は別途)
アクセス JR水道橋駅から徒歩4分
https://www.hotelniwa.jp/
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Column
CREA Traveller
文藝春秋が発行するラグジュアリートラベルマガジン「CREA Traveller」の公式サイト。国内外の憧れのデスティネーションの魅力と、ハイクオリティな旅の情報をお届けします。
2022.10.31(月)
文=矢野詔次郎
撮影=鈴木七絵、橋本 篤
CREA 2022 vol.4
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。