四季を映す庭を眺めながら、東京の安らぎを楽しむ
◆庭のホテル 東京(東京・水道橋)

喧噪に満ちた東京の街角に、ほっと心がほどける時間を過ごせる、とっておきの場所があります。

それが、庭のホテル 東京。その名の通り、館内に4つの庭を擁し、随所に和の意匠をちりばめたホテルです。

そのルーツは、1935年 (昭和10年) に創業した旅館「森田館」。本の街・神保町に近いことから、古くから愛書家の常客たちに親しまれ、1964年の東京オリンピックの際には外国選手団の家族が滞在。客室から望む中庭の日本情緒に心和ませたそう。

写真右:日本料理「縁 (ゆくり) 」へと続く、風情あるアプローチ。
その後、東京の街の変化とともにサービスのスタイルを変えながらも、日本旅館のおもてなしの心を大切に受け継ぎ、多くのゲストに愛され続けています。

2022年3月には、館内をリニューアル。旅館の美意識を色濃く反映した客室 “シグネチャーツイン” が誕生ました。


さらに、縁側のようにのんびりくつろげる「リフレッシュラウンジ」も好評。

時間制で提供されるコーヒーや日本茶でくつろぎながら、心地よいひとときを過ごせます。


四季の風情を映す「中庭」を囲むように配された、日本料理とカジュアルフレンチのレストランも魅力的。

一皿一皿に上質なおいしさがいっぱいで、口に広がる旬の滋味に気分が華やぎます。

美食に満たされた後は、ぜひ「ルーフトップテラス」へ。植栽の向こうに都心の夜景が広がり、ふだんは見上げることもない東京の星空を再発見するのも、新鮮な体験となることでしょう。


都会にたたずむ癒やしの滞在空間。東京ならではの安らぎが、ここにあるのです。
庭のホテル 東京
所在地 東京都千代田区神田三崎町1-1-16
電話番号 03-3293-0028
客室数 229室
料金 (1名) 20,000円~ (1室2名利用、朝食付き、東京都宿泊税は別途)
アクセス JR水道橋駅から徒歩4分
https://www.hotelniwa.jp/
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Column
CREA Traveller
文藝春秋が発行するラグジュアリートラベルマガジン「CREA Traveller」の公式サイト。国内外の憧れのデスティネーションの魅力と、ハイクオリティな旅の情報をお届けします。
2022.10.31(月)
文=矢野詔次郎
撮影=鈴木七絵、橋本 篤
CREA 2022 vol.4
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。