旬を閉じ込めた海幸と、街を楽しませる宿

◆つりや東岩瀬(つりやひがしいわせ)

表の松が目印。
表の松が目印。
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 「セイズファーム」を手がける氷見の魚問屋「釣屋」による食のセレクトショップ。

右からさば燻製(温燻)国産 734円、天然ぶりのコンフィ 864円、かき燻製オイル漬け 918円、糠いわしアンチョビ 1,512円、真いわしオイル漬け 1,296円、はたはたオイル漬け(小) 734円、白えび素干し 648円、ほたるいか素干し(酒粕漬け) 680円。
右からさば燻製(温燻)国産 734円、天然ぶりのコンフィ 864円、かき燻製オイル漬け 918円、糠いわしアンチョビ 1,512円、真いわしオイル漬け 1,296円、はたはたオイル漬け(小) 734円、白えび素干し 648円、ほたるいか素干し(酒粕漬け) 680円。

　中心となるのは「つりや」のブランド名で展開する海の保存食だ。魚問屋ならではの目利きで氷見沖や能登沖で獲れた魚介のなかでも上質なものを選び、オイル漬けや燻製、昆布締めなどに。

「つりや」同様、丁寧に作られた食材や調味料も並ぶ。
「つりや」同様、丁寧に作られた食材や調味料も並ぶ。

　なによりも嬉しいのは素材の高いポテンシャルを生かすべく、手を加えすぎず仕上げられている加減の良さ。

リビングを挟んで2つのベッドルームを備えた宿。朝食やワインは別料金のオプションで。
リビングを挟んで2つのベッドルームを備えた宿。朝食やワインは別料金のオプションで。

　そのまま食べるのはもちろん、料理へと仕立てても富山の味が楽しめる。昭和初期に建てられた診療所をリノベーションした建物の2階は、1日1組だけの宿。

富山のシンボル、立山連峰に見守られて。
富山のシンボル、立山連峰に見守られて。
地元で作陶する釋永岳氏の作品なども取り扱う。
地元で作陶する釋永岳氏の作品なども取り扱う。

 「カーヴ･ユノキ」などでの夕食と組み合わせ、オーベルジュとして使うのもいい。セラーには「セイズファーム」のワインが用意されているのも魅力のひとつ。

雨の日の散策を嬉しくさせる、宿に備えられた和傘。
雨の日の散策を嬉しくさせる、宿に備えられた和傘。
北陸の五大北前船主のひとつ、旧馬場家住宅など、見応えある伝統的家屋が残る東岩瀬エリア。見学も可能。
北陸の五大北前船主のひとつ、旧馬場家住宅など、見応えある伝統的家屋が残る東岩瀬エリア。見学も可能。

つりや東岩瀬(つりやひがしいわせ)

所在地　富山市東岩瀬町120
電話番号　076-471-7877
営業時間　10:00～17:00
定休日　不定休
【宿】
客室数　1室(定員4名まで)
料金(1室)　40,700円～
https://tsuriya-iwase.com/

次のページ熾火で仕上げる、味わいを重ねた魚介

2022.10.02(日)
Text＝Mako Yamato
Photogaraphs＝Atsushi Hashimoto

CREA Traveller 2022 vol.3
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

日本のワインとご馳走に心躍る テロワールを訪ねて Terroir Journey！

CREA Traveller 2022 vol.3

日本のワインとご馳走に心躍る テロワールを訪ねて Terroir Journey！

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