いよいよ夏本番、抜けるような青空と緑が眩しい季節の到来です。四季があり、自然の移ろいを感じられる日本には、この季節、この土地でしか見ることのできない絶景が数多く存在しています。

 そんな「夏の絶景」を集めた「いつか行きたい! 『日本にしかない風景』再発見」2021年夏篇に、新たな景色を追加して、2022年版をお届けします。

 各エリアの観光の達人が選ぶ、その地に息づく夏色の景色をお楽しみください。

 今回は、静岡県観光公式サイト「ハローナビしずおか」PRスタッフが選ぶ、夏の絶景・風物詩をご紹介します。

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆堂ヶ島のトンボロ

 堂ヶ島の海岸で、干潮時に海の中から道が現れ島とつながる「トンボロ現象」。日本全国でもこの現象を見られる海岸は少なく、県の天然記念物に指定されている。

 「西伊豆堂ヶ島の沖合い200メートルの場所に、『三四郎島』と呼ばれる4つの島が浮かんでいます。

 この『三四郎島』と陸地の間で、干潮時に『トンボロ』といわれる現象が起こり、海岸から三四郎島へ歩くことができる道が海上に出現します。

 島までその道を歩いていると、海抜ゼロメートルから見る景色に、海の神秘を感じられます」(静岡県観光公式サイト「ハローナビしずおか」PRスタッフ)

※発生時期:3月~9月の大潮の時期 (10~2月の日中は、ほとんどトンボロを見ることができません。)

堂ヶ島のトンボロ(どうがしまのトンボロ)

所在地 静岡県賀茂郡西伊豆町仁科
https://www.town.nishiizu.shizuoka.jp/kakuka/kankou/kankou/tombolo.html

◆秋葉山本宮秋葉神社

 浜松市の山奥にたたずむ秋葉神社。その境内には黄金に輝く「幸福の鳥居」があり、開運祈願のパワースポットとしても人気がある。

 「雲海に浮かぶ上社からは遥か遠州灘を見渡すことができ、鳥居越しの風景はまさに圧巻です。

 年中行事『夏越しの大祓(なごしのおおはらえ)』の際は鳥居に茅の輪が設置され、夏の風物詩となっています」(「ハローナビしずおか」PRスタッフ)

秋葉山本宮秋葉神社(あきはさんほんぐうあきはじんじゃ)

所在地 静岡県浜松市天竜区春野町領家841
https://shizuoka.hellonavi.jp/history-culture/akihajinjya

2022.07.20(水)
文=佐藤由樹