《新潟》ベーカリーレーチェ

「ヤスダヨーグルト」が手がけるパンと焼き菓子の店「ベーカリーレーチェ」。モノクロ×ブルーで構成されたシンプルなデザインながらも“雑貨的パワー”を強力に持つクッキー缶は新潟県内にある、「ヤスダヨーグルト」直営ショップ限定販売で通販はしていない希少品だ。

 

《長野》開運堂

「開運堂」あづみのインター店近くには犀川(さいがわ)の大きなよどみがあり、そこへ毎冬シベリアから多くの白鳥が飛来する。そのためいつしか「白鳥湖」と呼ばれるようになり、あづみのインター店開店1周年を記念してこの商品が作られた。絵は長野県出身の画家である柳沢健氏によるもの。

《岐阜》三嶋豆

 飛騨高山の銘菓である「三嶋豆」は、明治時代より作られ、ビニール袋などない当時より湿気から守るため缶に入れて販売されていた。現在のデザインになったのは昭和44年から。銀の缶に紙の黒いラベルが巻かれているのだが、このラベルの美しさが缶全体をキリリとした佇まいにしている。

《栃木》金谷ホテルベーカリー

「日光金谷ホテル」は1873年創業。多くの著名人たちに愛され続けてきたホテルの美しきクッキー缶。2003年、創業130周年を記念して作られたのが日光のパワースポットと言われている日光二荒山の「神橋」をデザインしたクッキー缶。この絵は二代目社長である金谷眞一氏が手がけた。当初3000缶限定販売の予定だったが瞬く間に完売したため、追加販売を繰り返し、15年以上も経つという。そして“神橋缶”発売の10年後、140周年を記念して出されたのが、金谷家の家紋であるササリンドウをアレンジしたクッキー缶だ。ともに類を見ないモダンさ。

《栃木》日光甚五郎煎餅

 店名は日光東照宮の社殿に「ねむり猫」の彫刻を施した左甚五郎の名にちなんだもの。缶ぶたに書かれた「あらたふと青葉若葉の日の光」は、日光の二荒山神社に詣でた際に松尾芭蕉が詠んだ有名な一句。また、缶ぶたの緑は山深い日光を表しているという。かわいい缶が蔓延する中、一線を画す味わい深いデザイン。

2021.11.07(日)
文=中田 ぷう