酉(とり)年

8月8日(日)〜9月6日(月)の運勢

 非常な大きな課題が待ち受けているひと月です。

 イメージしてほしいのは、その昔、三蔵法師が経典を求めて長安から天竺までの3万キロを旅した故事。

 実際には、そこまでの試練ではありませんが、そのぐらいの心づもりが必要なときだと考えてください。

 この時期は、さまざまな犠牲を払ってでも得るべき知識や経験があるようです。出張や留学などの遠征、休みなしの作業などに取り組む人が出てくるでしょう。

 前半は、相応の手応えが得られるものの、後半にいくにしたがって、逆流にのまれるような苦しさを感じるかもしれません。

 力を尽くしても前に進むことができず、歯痒さや無力感にさいなまれたりする場合もありそうです。

 このストレスに耐え、いかに多くを吸収できるか。これはある種の力試しです。“さて、どこまで出来るかな?” と捉えると、いくらか楽な気持ちになれるはず。

 対して、恋愛面は、比較的平穏です。忙しくとも相手を気づかう気持ちを忘れずに。

 相手に対する思いやりは、頑張るあなたへの労いとなって返ってくることでしょう。

 注意したいのは、人間関係。お節介はトラブルのもと。良かれと思っての言動が仇となりかねないので、他人の問題に深入りしないほうがよさそうです。

 健康面で注意したいのは、肺活量の低下と喉の不調。また、体に痛みを感じるときは、早めの検査を。

 この時期、相性がいいのは、丑(うし)、辰(たつ)、巳(へび)年。

 距離を置いたほうがいいのは、子(ねずみ)、卯(うさぎ)、酉(とり)、戌(いぬ)年の人。

 吉方位は、北と南。距離を置いたほうがいいのは、東と西。

※次回更新日は9月4日(土)
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※台湾の占いは旧暦が基本。旧暦と西暦で干支が変わる人もいますが、ここでは西暦での干支でみられるように占っています。

2021.08.04(水)
文=堀 由美子
イラスト=さじきまい