お城を堪能した後も城ガールのお楽しみは続く
お城をじっくり堪能した後も、城ガールのお楽しみは続く。充実したタウン案内を参考に、城下町を散歩したり、地元の名物に舌鼓を打ったり、休日をたっぷりエンジョイしよう。加えて、和の雰囲気に満ちたおすすめの宿情報も掲載しているから、小旅行をプランニングするにはぴったりだ。
鶴ヶ城では会津戦争をしのびつつ伝統工芸に親しみ、松江城からはローカル電車に乗って出雲のパワースポットへと足を延ばし、仙台城と白石城では伊達正宗とその忠臣・片倉小十郎の絆を確かめ、上田城を訪れた後は真田幸村のふるさととゆかりの古湯へと赴く……。その他にも、松本城、金沢城、彦根城、二条城、姫路城、竹田城、熊本城と、全部で13の名城が登場する。歴史好き、城好きならたまらない旅が満載なのだ。
そして、番外編として収録されているのが、江戸城と徳川将軍ゆかりの地をめぐる日帰りコース。知っているようで知らないこのコースには、まさに灯台下暗しといった感がある。新しい意外な発見が多く、なかなかに面白い。
「お城めぐりのための基礎用語解説」、「出発前に覚えておきたい豆知識」など、城ビギナーに優しい入門コラムも掲載されているから、新人歴女にはもってこいの一冊といえるだろう。一方、コアな城ガールに向けたページ作りも怠りない。あの浅井三姉妹が生まれた急峻な山城、小谷城におけるトレッキングさながらの城めぐり指南は、ワンランク上の城ガールを養成してくれそうだ。
この週末は、このガイドブックとともに、お城の魅力を知る旅に出てみては?
『城ガール 1泊2日で大充実のお城めぐり』
歴史魂編集部 編
発行 アスキー・メディアワークス
定価 ¥1470
» この書籍を購入する(Amazonへリンクします)
2013.05.24(金)