2021年2月12日(金)04:07に、月は新月となります。

 約29.5日かけて天の12星座をゆっくりと巡る月は、水瓶座に入座しています。

 この時期に、どんな風に過ごすのがよいか、西洋占星術研究家の岡本翔子先生がアドバイスしてくれます。

執着から「自由になりたい」気持ちにアイデアを授けてくれる

 暦の上では立春が過ぎましたが、まだまだ寒さが続きます。

 新月の夜の美しさは格別です。漆黒のビロードのような空に、金糸銀糸の刺繍を施したような星座群が見えます。

 この夜空を眺めていると、心を曇らせるさまざまな執着から「自由になりたい」という気持ちが芽生えます。

 水瓶座の新月は「現状を変えたい」と願う心に、「そうか、その手があったか」と画期的なアイデアを授けてくれます。

 たとえば人は自分の思い通りにはならないという、当たり前の事実が胸にストンと落ちて、執着から自由になれます。

 2021年2月12日は、太陽と月以外にも、水星、金星、木星、土星が水瓶座に大集合して新月をサポート。

 あなたの中に眠るユーモアのセンスや独創的なアイデアを刺激します。

 また、水瓶座は博愛精神に満ちた星座。

 ネットを通じて世界の人々と、同じ興味やテーマでつながる喜びを与えてもくれます。

 自分の中に眠る“小さな革命家”を目覚めさせ、「人類の未来はきっと明るい。そのためにひとりひとりが出来ることをやろう」というメッセージを発信したい日です。

〈『ムーンブック2021』(ディスカバー)より〉

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岡本翔子 (おかもと しょうこ)

占星術家。ロンドンにある英国占星術協会で心理学をベースにした占星術を学ぶ。CREAでは創刊号から星占いを担当。月に関する著作・翻訳も多く、月の満ち欠けを記した手帳『MOONBOOK』は、17年続くロングセラーに。モロッコへの造詣が深く、砂漠で月や星を眺めるのがライフワーク。月と美容、ボディケア、料理などを絡めた記事も好評を博している。

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