15位「リベラ」

「スイスの乳性炭酸飲料で、ハーブも使用されている。日本ではカゴメが輸入し、国内で販売。瓶入りと缶入りがあって、味がちょっと変わっていた。今もスイスやその周辺国では売られているらしい。飲みたい方はスイスへGO!」(カゴメ、1984年、その他)

14位「桃の天然水」

「当時『桃天』と呼ばれ、爆発的にヒットした。華原朋美の『ヒューヒュー』というCMは大人気に。発売元はJT(日本たばこ産業)だったが、2015年、同社が飲料事業から撤退を発表。『桃の天然水』と『ルーツ(コーヒー)』ブランドはサントリーが獲得した」(JT、1996年、フルーツ)

13位「サイのサイダー」

「サイダーだから動物のサイのイラストと非常にシンプル。中身もいたってフツーのサイダー。ただ、自販機で見つけたときはテンションが上った記憶がある」(カゴメ、1995年、炭酸)

12位「B&L(ビター アンド レモン)」

「レモンの苦味を生かした炭酸飲料。缶のほかに瓶入りもあった。何回か飲んだ記憶があるが、あまり売っていなかった。大人向けの炭酸飲料はまだまだ理解されない時代だったのだろう」(カルピス、80年年代、炭酸)

11位「ニッポン茶茶茶」

「振り返ってみるとバブル崩壊の足音はすでに聞こえていたはずだが、世間はまだまだ浮かれていた。『ジュリアナ東京』が誕生したのもこの年。ニッポン茶茶茶は、そんな浮かれた時代を象徴するようなネーミングのお茶だった。飲んだことはあるが、中身はいたってフツーの緑茶」(ペプシコ、1991年、茶)

2021.01.28(木)
文=清水 りょうこ
写真協力:久須美雅士(The Archive of Softdrinks)、スタジオ クライン、山崎幹夫、ほか飲料メーカー各社