“事件が起きない”日常に潜んでいる「偏愛」の種。独自の観察眼で数々の種を見い出し、とことん楽しみ、ときには他者をも巻き込むエンタメに昇華させてきた偏愛のプロ・ハライチの岩井勇気さん。

 好評発売中のCREA6・7月合併号「偏愛のすすめ。」の誌面で岩井さんが語った「10の偏愛」。そのうち3つだけを、CREA WEBで特別公開します!


●岩井勇気の偏愛 #01
[イルミナティカード]

自分の人生は すでに予言されている

 世の中の事件すべてを予期しているカードです。

 都市伝説とか全然好きじゃないんですけど、これは面白い。

 自分に何かが起きたとき、スマホのカメラロールに保存しておいたカードを見てみると、全部で400枚以上あるので、(今の自分の状況に当てはまる)それっぽいのが1枚は見つかるんですよ。

 「イルミナティカードが自分の人生を予言していたんだ!」と思うと楽しいです。

 本来はカードゲームらしいんですが、遊び方は知りません。

●岩井勇気の偏愛 #02
[千葉雄大くん]

求められるキャラを 全うする尊さ

 かわいい男の子が好きなんですけど、やっぱり千葉くんはいいなあと。

 俳優って、途中で「俺、“かわいい”とかじゃないんで」って路線を変えがちなのに、千葉くんはこっちの求める“かわいい千葉雄大”を全うして、没頭させてくれるんです。

 あざといけどかわいくいてくれる、僕が好きな二次元のキャラに通じるものがある。

2020.06.14(日)
Text=Takako Sunaga
Photographs=Masamitsu Magome〈portrait〉, Ichisei Hiramatsu〈cutout〉

CREA 2020年6・7月合併号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

偏愛のすすめ。

CREA 2020年6・7月合併号

好きなものがあるっていいよね
偏愛のすすめ。

特別定価840円

偏愛の対象は人それぞれ。愛するものと出合った人たちの言葉は、どれも純粋な喜びに満ちていて、耳を傾けているだけで幸せな気分にしてくれます。パンダに魔女っ子おもちゃ、脚付きの器にカツカレーの食べ方まで。マイワールドを謳歌する人々の“偏愛”を盛りだくさんでお届けします。気になる作品満載のBOOK in BOOK「愛してやまない映画とドラマ」も必見です。