ここだけでしか見られない
入り組んだ海岸線が織りなす自然美
近年の日本は旅行ブームで、有名観光地はどこも人でいっぱい。次の休みは、穴場でのんびり過ごしたいなあ、そう考えたことはありませんか?
そんな方におすすめなのが、長崎県の五島列島。
首都圏からはちょっと遠いけれど、透き通ったエメラルドブルーの海に、入り組んだ海岸線が織りなす自然美は唯一無二。また、珍しい形の火山が多く、島のいたるところで雄大な景観を眺めることができます。
そして、昨年、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界遺産に登録された五島列島は、文化・歴史的にもホットなスポット。
18世紀、五島列島には、江戸幕府のキリスト教禁教令から逃れるために数多くの潜伏キリシタンたちが移住。
彼らは秘密裏に信仰を続け、19世紀後半に信仰の自由が認められるようになると、島内に次々と教会を建設しました。
それらの教会群は建築としても見応えがあり、また潜伏キリシタンの悲しくも力強い歴史を今に伝えています。
そんななか、五島列島・福江島に昨年オープンしたグランピング施設「Nordisk Village Goto Islands」が、メルセデス・ベンツの新型Bクラスの試乗付きの宿泊プラン「ヒュッゲな会話が弾む宿泊プラン」を販売開始。
ヒュッゲとは、デンマーク語で「居心地が良い」という意味。昼はあこがれのベンツで島内を観光して、夜はゆっくりグランピング……のんびりしたい人にはうってつけのこのプランとともに、さっそく編集部員Mが1泊2日で五島列島を初体験してきました。
目指すは、五島列島で最大の面積をほこる福江島。4万人弱が住む、五島の行政、経済の中心です。
都心からのアクセスは、羽田空港から飛行機で長崎空港まで約2時間、バスで長崎港へ約1時間、ジェットフォイルという船で福江港へ約1時間半。
待ち時間も含めるとなんと計6時間の長旅! 台湾やグアムなんかに海外旅行するよりも時間がかかりますが、飛行機にバスにフェリーとさまざまな乗り物に乗ることができ、その分、旅情が高まります。
福江港の周辺は建物も多く、栄えていましたが、少し車を走らせると緑の濃い自然豊かな風景が広がります。なお、教会群や、ビーチ、絶景ポイントなどの名所は島中に点在しているので、観光に車は欠かせません。
2019.09.20(金)
文=CREA WEB編集部